うーちゃんを抱っこするとき、なんとなく最初はそっと脇を持つことにしているんです。
うーちゃんが抱っこされたくないときができたら、その瞬間を見逃さないようにしようと思って。
うーちゃんはたぶん育てやすい子で、今まで全く拒否することなく、抱っこする?って聞くと、ん!っていつも両腕を上げてくれていました。
で、この間泣いていたとき、その瞬間がついにきました。
抱っこする?って手を脇にやると、払うようにするうーちゃん。
ひとりで泣くのを眺めながら、あぁ、「体外妊娠期間」が終わったなぁと思った。
どこで見たのか忘れたし、詳しいことも忘れたけれど、このとき確かにそれが終わったんだなぁと実感。
今までは、うーちゃんの安全と健康を考えていれば良かった。だっこして、たくさん可愛がって。
まるで一心同体みたいにぎゅーっとして。
これからはそれにプラスして、うーちゃんの心を守っていく必要があるのかも。
自立心やプライド、イライラ。
マイナスの気持ちも見守り、守っていく。
一歳を過ぎた頃から、うーちゃんはよく動き、よく喋るようになりました。
今までずっと自分では動かず、私の側で遊んできたうーちゃん。
動くときは抱っこ。
座って遊んでいても、歌を求めたりなにか見せようとしたり。この一年と少し、起きているうーちゃんから離れる暇はなかった。
それがね、この間、しゅーっと上手にお尻で動き、私に向かって「ババーイ」ってにこにこ手を降り、別の部屋へ行こうとして。
なんかね、泣きそうになっちゃった。
うーちゃん、大きくなったんだね。
バイバイと言われたけれどどうしたものかと私がオタオタしていると、すぐに「バァー!」とうーちゃんの声。
これは、こちらを見て!顔を見せて!の合図。
バイバイしたものの、すぐに不安になったかわいいうーちゃんでした。
あとは、この間びっくりしたこと。
前開きのパジャマを着せようとすると、這ってにげようとしてなかなかボタンを閉めさせてくれなくて、最後には泣いてしまう始末。
ボタンを閉めないまま泣き止ませて観察していると、自分でパジャマの端と端を持って一生懸命くっつけようと頑張っていたんです!
自分でやりたかったみたい。
初めてのことかも。すごい!
なかなか上手くいかず、諦めて遊びはじめたところを私が閉めました。
その後の寝かしつけでは、寝転んだ私の服をめくって「バァー!」
おへそが見えたら、「ちゅんちゅんちゅん、、」と言って人差し指でつんつんしてきます笑
私が「おへそバァして!」と言うと、自分の服を捲っておへそをじーっと見て、次は自分のおへそを「ちゅんちゅんちゅん、、」して笑ってました。
朗らかなうーちゃんに芽生えた自立心。
うーちゃんの心を守りながら、冬の支度を進めます。
『ちいさい秋みつけた』