兎が迷い込んだ空

愛してる 愛してる
狂おしい程 苦しい程

愛してる 愛してるんだ

抱き締めたいんだ

ねぇ、僕の声
お願い、届いて

愛してる気持ちに
嘘偽りは、何ひとつない

苦しい苦しい 涙が出る
こんなにも愛してる

愛してるよ、麗

小さく小さく呟いた

“愛してた”

嗚呼、違う

今もちゃんと
此処に在る

大事な大事な想い

“愛してる”

報われなくても

この想いを
永遠に変えて

交ざり合わさらなかった

ふたつの道を
じっと見つめて

一歩進んで
また二歩下がって

でも、歩いて行ったら
また、繋がれる気がして

ちょっとずつ進んでみて

もう一度
笑い合えますように

強く強く願って

また、愛してるって
言い合えますように

夜道を歩く

暗い暗い中

電信柱の灯り

胸に灯った焔

夜風の冷たさが

胸を突き刺して

“なんだか馬鹿みたいだね”

悲しく笑った

自分なんて要らないって
必要とされないって実感した。

唯、必要とされたくて
支えになりたくて

悪足掻きしてただけなんだろうな

私の言葉じゃ、あの子には
届かなくて 響かなくて

哀しくて、苦しくて
もういいやって投げ出せたらいいのに

それすら出来なくて
今もずっと大好きで

気持ちを押し付けたい訳じゃなくて
でも伝えたくて、溢れる想いを

きっとそれはあの子にとって
重荷でしかないのかもしれない

眠りたい 眠って、付き合ってた頃の
貴女に会って、大好きだよって

言い合って 夢の中では
手を繋いで 抱き締めたい



自分なんか消えちゃえ
弱い、嫌い、嫌い嫌い

愛していてごめんなさい
それでも愛してます