祖母とA.I.を観ました。 以前、テレビで放送されていたのを観た記憶があるのですが、ちゃんと観てなかったせいか記憶がかなり漠然としているのですが、ロボットを破壊するショーのシーンは結構はっきりと覚えている程、強烈なシーンです。今、観てもかなりえげつないシーンですよね。恐ろしいわ。あのショーに子供が来てるのもおぞましい。あんなショーを楽しんでる人間でもデイビッドの正体を知らなかったとは言え、命乞いをする子供に同情する良心は残っていて良かったです。でも、ロボットの破壊は娯楽として楽しんでるし、デイビッドの正体を知ったらまた反応が違ったのでしょうか。ジゴロ・ジョーがジュード・ロウと認識してから初めて観るのですが、若いですね。30歳位。既に生え際が怪しかったですが、それでも格好良いジュード・ロウ。ジュード・ロウの演技力がジョーと言うキャラクターを更に魅力的なものにしてると感じました。あの頭から爪先に至るまでのロボットらしい動きと突然踊ったり、ショーから逃げる際の回転式アームの出方のロマンティックムービングが好きです。声優サンが大川透サンでイケボなのですが、私の記憶の中では森久保サンなの何でですか。テレビ版も俳優の成宮サンみたいですし。声と言えばテディの声が何でやたらあんなに渋いのですか。兎に角、母親に愛されたい子供のロボットとセックスロボットと玩具の熊。このチグハグな組み合わせ最高。ジョーも良いのですがショーで破壊されたロボットのデザインも良いです。辛うじて原型があるものから、最早、嘗ての用途が解らないものまで切ないのですが、それも含めて良いと思います。2000年後の未来のロボットと出逢った所で寝てしまいました。もう終わるのに!寝たわ。デイビッドと共に寝たわ。おやすみ御婆チャン。


感想と言うより昔観た時の朧気な記憶との比較でした。近未来的ピノキオをスピルバーグが描いた、不休の名作です。



(詳録200609)