今日は数十年振りに美容室に行ってきました。徒歩で行ける最寄りの美容室にしたのですが、予約時間の少しギリギリになりそうで、早歩きで行ったら、間に合いはしましたが、軽く汗は掻いてました。こんなはずでは。

そんなこんなで少し緊張しながらも美容室へ着くと、断髪の前にアンケートを書く事に。まさか美容室でアンケートを書くとは思わず、日頃の髪のケアや悩み以外にも住所や電話番号の記載もあり、何とも気が進まなかったのですが、書ける範囲で書きました。今時の美容室では珍しくないのですかね。そんなこんなでアンケートを記載したら早速、カットに移りました。私の経験と記憶ではシャンプーをしてからカットだったのですが、先にカットが始まってしまいました。後、羽織っていたパーカーも脱ぎたかったですが、完全にタイミングを見失いそのまま着席し、肘が置きやすい肘掛けをかけられる手厚いサービスを受ける。髪の量を減らし、肩より短くしてもらえれば、後はおまかせにしたかったのですが、ある程度の範囲でどんな風にするのか問いかけられました。その場所によりけりでしょうが、具体的にリクエストする人とおまかせする人だと圧倒的に後者が多いそうです。過去の私は前者だったので意外でした。カットしてくれた美容師サンは注文があった方がやり易く、おまかせでもレヴェルがあるので、本当におまかせなら丸坊主も厭わない方だったので、まあ、それは最後の優しさ、保険で聞くだろうと納得しました。そうですよね。おまかせと言ったとは言え、わかりましたと次の瞬間ブイーンとバリカンを構えられたらすみませんでしたってなりますものね。そこまでの覚悟はない。そんな感じでジョキンジョキンと切ってもらってる中、色々と話をしていたのですが、見た目から生活感がなさそうと言われました。初めて言われました。自分では意識した事がないので、あれなのですが、つまりは暗殺者っぽいと言う事でよろしいのでしょうか。やだ、何それ格好良い。粗方、ザックリと切った所でやっと洗髪に移りました。ここでも私の経験とは少し違うもので、仰向けになるというよりは座って首を仰け反らせる体勢になり、何より驚いたのが、顔にタオルを書けなかった事です。そんな事あるのですか。絶対にかけるものかと思った。まさか美容室で人に頭を洗ってもらっている最中に顔面と首元を野晒しにするとは思いませんでした。不安。こんな時、どういう表情をして良いのか分からない。分からないからゆっくりと瞬きをしながら天井のオサレな照明を見詰める事にしました。美容室は久々なので人に頭を洗ってもらうのも久々でしたが、とても気持ちが良かったです。軽くマッサージも交えて洗ってもらいました。洗髪が終わるとカットの前に肩と首のマッサージが始まりました。途中でチョップされていた気もしますが、実際に何をされていたのかは分からない、チョップかもしれなかったし、チョップじゃなかったかもしれないし、チョップと言うマッサージだったかもしれない。シンプル肩揉みの時に明らかに右肩にしこりがあり、痛かったのですが、痛いですかと確認されて、痛いですねと答えた上で揉まれ続けましたね。何で。てか、肩が凝っているそうですが、こんな凝りの様な感覚があるのですね。四魂の玉でも埋まってるのかと思いました。妖怪に食い破られて取り除かれそう。自分の右肩に四魂の玉の存在を認識した後、カットの続きが始まりました。眼鏡を外していたので終わるまで、どんな感じか始終、分かりませんでしたが、終わってみると良い感じになってました。自分でやると項の部分が膨らむ様になるので、只管、切ると髪の毛がなくなると伝えると、耳の裏に溜まっているのが原因だと教えてもらいました。髪の事だと理解出来るのですが、何か不思議と汚いものに聞こえる。これまで長い間、自分で切っていた事を伝えると驚かれ、御世辞かもしれませんが、その割に上手い事切れていると言われて嬉しかったです。ただ、後ろの髪でチョロついていた部分があったそうです。その点でも、やはり偶には人に切ってもらう方が良いですね。後、頭を洗われるのは気持ち良いので、次に伸びた時に行くかは分かりませんが、また生きている内には利用したいと思います。脱色した部分がほぼなくなったのでブラシが凄く通りやすい。



(詳録221222)