貧困ビジネス…良く聞く言葉です。良いイメージは全く無いですよね。そんな貧困ビジネスについて考えてみたい。
何故貧困ビジネス?そう思われた方々もいるでしょう。それは私が貧困ビジネスに携わっていたからです。と言っても搾取される側でしたけどね。私がいた会社(貧困ビジネスを行っている組織)は神○川県川○市にあり、株式会社た○みといいます。基本的に人材派遣で、工場や建築現場への派遣が主で、別に警備部門もありましたね。全寮制であり、衣食住はなんとかなります。あくまでもなんとかなるレベルですからね。良い環境ではない事を重ねておきます。
寮費は月に8万強。三食付です。トイレ&風呂は共同。ここまでなら仕方のない条件かもしれません。光熱費は寮費に込みですしね。そうここまでならなんです。なんと部屋は相部屋!私は二人部屋だったので多少はマシでしたが、中には6人部屋とかもありましたね。6人だろうが4人だろうが寮費は一緒です。この会社の最大収益は派遣によるピンハネ分ではなく、寮費によるものである事は確かでしょう。
仕事に対する報酬は6500円から8000円です。夜勤なら9000円ってのもありましたね。ほとんどの仕事が肉体労働です。交通費は別途支給です。こう考えると極端に悪い組織ではないと思っているんです。
何故か?それは基本的に誰でも採用のスタンスだからです。つまり、体さえ普通なら全員採用。経験、能力、学歴、年齢にいたるまで不問ということ。そりゃクライアントに普通の金額はようきゅ出来ないですよ。ド素人が山ほどいるんだから!


で、私も一時期そこに世話になっていたのですが、正直驚きが沢山ありました。そんな中の一例を紹介。
「公衆」「一般」「裁判」「弁護」これらが読めない25才ってどう思いますか?私には考えられませんでした。しかも、産廃の仕事で行った先で他人の住基カードを拾い、こともあろうか自分の財布に入れて御守り代わりにしている。もう有り得ませんよね?
人間が60人も集まればおかしいのが何人かいるのは当たり前でしょう。しかし、上記以外にも飲みに連れて行って貰って礼の言えない三十代。仕事を教えて貰ってるのに何一つ返事をしない年上のお方!この輩には、
「解ったら返事しましょうよ。小学校で習ったでしょ」って詰め寄ってしまいましたよ。