手の指が三本しかない子供と喋っていた

何かを持ったり掴むのが大変じゃない?と訊ねると、その子は『そんな事ないよ。それに自分は指が三本しかない事以外は普通だから幸せなんだ』と云っていた

余計な事を訊いてしまったと思ったが、その子はニコニコと笑っているので何故かほっとした


そこに『ちょっと手伝ってくれないか?』と白衣を着た医者らしき男がやってきた
さっきまでニコニコしていた子供の表情が急に暗くなる

『この子達をほぐしてね』

医者がそう云って、たらいに入った塊をこちらに差し出した

たらいに入っていたのは沢山の胎児が寄せ固まった塊だった
血にまみれヌルヌルしているそれに触れるのを躊躇ってしまったが、仕方無く彼の指示通りぬるま湯に浸しながらほぐす
するとそれは水を吸い始め、焼きたらこみたいにパンパンに膨れた挙げ句、膨れた身体がビチビチに裂けてしまった

これで大丈夫か?

幾ら医者の指示通りやっているとしてもこれは明らかにヤバいんじゃないだろうか?
そう思い『これで良いんですか?』と訊ねたら『あーあ。死んじゃったね』と云われ鬱になって目が覚めた



夢だったがトラウマになりそうな内容で今日一日は赤子すらまともに直視出来なさそうだ('A`)