話題:今日見た夢
巨大な廃墟を訪れていた。
そこそこ綺麗な所だったが、一目見れば人に棄てられて長い時が経っているのが分かった。
埃をかぶったベンチ。
朽ちた観葉植物。
くすんだ赤い絨毯。
何の建物だったのか見当もつかなかったが、ショッピングモールやホテルのような施設だったのだろうか。
高層の建物のようだが、上を見上げると吹き抜けになっており、最上階の天井部分からは光が射し込んでいる。
かつて人が居た形跡を感じながら歩いていると、屋内に設置されている噴水が水を循環させながらザァザァとを立てていた。
建物はどう見ても廃墟である筈なのに何故?
不思議に思ったがそのまま噴水を通り過ぎると、無意識にエレベーターホールへ向かった。
エレベーターホールに数機あるエレベーターは扉が全開か、或いは半開きになっており、深い闇が口を開けている。
その中で一機だけ、きちんと扉が閉まっているエレベーターがあったので『上』ボタンを押した。
ボタンを押すとすぐに扉が開き、そのまま中へ入る。
嘗ては手入れが施されて綺麗であっただろうエレベーターの内部は、埃でくすんでいるものの当時の面影を残していた。
暫くすると扉が開き、エレベーターを降りると屋上だった。
淀んだ空の下、其処には小さなプールが設置されており、覗き込むと澄んだ水を湛えていた。
その側にはウォータースライダーのような筒が口を開け、ザァザァと屋上の柵の向こうへ水を流している。
何故か其処を通りたくなったが、何処まで続いているのかも分からないので躊躇って飛び込む事はしなかった。
最近の自分の夢の舞台が廃墟や、それに準ずるような場所ばかりだが何故だろう
内容も暗くて嫌になる
たまには薄暗くなく、寂しくない夢を見たい