……花屋に行って誰かのための花束をつくってもらうのが好きです。
その人に似合う色やイメージを伝えて、それがひとつの形になっていく行程が好きです。

だからお願いしたときに、
「あぁそんな感じで、あとはお任せでよろしいですか?」と早々に話を切られてしまうと少し寂しい。

花束をつくってもらうのは好きですが、別れのお花を贈る行為は何も好んでしているわけではありません。
お祝いの花ばかりならいいけど、今のところほとんどがお別れです。どうしたものですかね。


写真は「初恋」という名のお茶の葉です。
これもまた、人に贈る予定のものです。初恋を贈るというのもなかなか無いでしょ。
津軽りんごは自宅用です。香りがすごく良くて買ってしまった。


今朝、夢の中で殺されたんですけど、なんか好きな雰囲気の夢でした。

××荘という名前の家があって、(名前は覚えているけど伏せる)私はそこに住んでいるんですけどあることをきっかけに転落死します。
死んだあと少ししてからも意識はあって(でも便宜上死んでいる)、三人の男に死体を発見されます。

・元々その建物の所有者だったオーナー
・の友人である警察官
・と私立探偵(謎)


オーナーが私の死体を見て、「やー綺麗に死んでるね」って第一声に言うんです。
その一言と、その人に発見されたことと、あと視界の端にうつる星が綺麗だったことに満足して、私は死体の意識のまま、笑おうと決めるんです。ここは喜ぶところなんだろうと。

そしたらオーナーが「××荘の殺人だね」と呑気にタイトルコールを入れるのですが、そこで目を覚ましました。
目が覚めた直後はちょっと混乱してて、とりあえずこの内容を覚えておかなくては、と思って寝ながらメモをとっていました。でも言葉に変えると何もかも再現できなくて歯痒かった。

今日のタイトルは 花を贈る人にオランジショコラ(うろ覚え)の紅茶を買ったことに由来しているのですが、オレンジもチョコレートも血の色ですよね。

夜の気温がすっかり秋なので毎年こんなんじゃなかったぞ……と思っていたら今日の天声人語(朝日新聞)がもっとかっこよく代弁してくれていました。