〈太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。/次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。〉
(三好達治「雪」より)

私を眠らせ、私のなかに風呂わきゆく。
最近お風呂たいてると、たきあがるまえに寝てしまうんです。とにかくよく寝る。つかれた。

車に乗るとき、すきま時間に地図(ナビ)の地名を見るのが好きなのですが、今日用事をすませて帰っていると「主基斎田の碑」という場所がありました。
帰宅して調べてみると

・主基斎田の碑【すきさいでんのひ】
〈天皇即位式典の大嘗祭に供奉する新穀を栽培する田を斎田といいます。(略)/1914年(大正3年)2月、宮内大臣から、「来ル11月13日行ハセラレルベキ大嘗祭ノ斎田ハ香川県ヲ主基ノ地方ニ勅定相成候・・・」の通知が知事にあり、 これに基づき知事は斎田及び斎田奉耕者を決定しました。(略)/主基斎田を記念し、1915年(大正4年)には、群立主基農林学校が滝宮村(現在の、県立農業経営高等学校・綾川町北)に設立されました。〉

(綾川町商工会HP「主基斎田のあらまし」より一部抜粋)

なるほどー。だから農経高校(農業経営高校の略称)はこのへんにあるのかー。
と納得しました。たまにはこんなローカルトークもします。

藤末さくら『さんかく屋根街アパート』

あらすじ
仕事を辞め、彼氏と別れ、身ひとつで生まれ育った街に帰ってきた美月。彼女にはある目的があった。それは亡き父のような、一人前の瓦職人になること。
弟子入りをお願いした工房は、幼なじみの旭の家で……。

「さんかく屋根」とは伝統的な瓦屋根のことで、その瓦を作る職人を目指す女性のものがたり。ときめきありありの、ジャポニズムお仕事漫画。

しかし真の正体は、藤末さくらに王道少女漫画を描かせるとこうなるぜ!!!な漫画。屋根より何より(すみません)これが藤末さくらなのか!?という衝撃がつよい。
ほぼ長屋なアパートでイケメンとひとつ屋根のした。優しいヒーロー。ひたむきでしゃきっとした主人公。そして主人公をとりまくヒーローの兄・弟との微妙な関係性。
……と、キラキラてんこもりなのですが、ヒーローと主人公のどうこうより、お兄ちゃんが野心をもってプロポーズしてくるところが一番好きです。


LOVE PSYCHEDELICO
『THE GREATEST HITS』

久しぶりに聴いてます。
以前と変わらず「Your Song」が一番好きですが、いまになって聴く「Last Smile」も沁みます。ラブサイケデリコのうたきいてると藤末さくらの漫画を読みたくなるんだなあ。(むかし聴きながら読んでいたから)