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スロウハイツの神様

物凄く簡単に感想を書いています、脈絡ない文章とネタバレにはご注意ください






上巻の半分をノロノロペースで読んでいた自分が嘘かの様に後半から気分が乗り始め、気付けばラストまで一気読み。面白かった。

キャラクター達の人物像や心の動き、暗い過去を丁寧に描き物語を盛り上げ、張り巡らされた伏線…それとは思わなかった小さく何気ない伏線まで…は全て回収、ラストは爽やかで読後感がとても気分が良い。素直に良い本を読んだな、と思った。


ここからネタバレ















最終章が特に好き。とにかく環と桃香にお礼をしたい、喜んでもらいたいと必死に思案し実行に移す千代田の不器用過ぎる優しさが微笑ましくて仕方ない。環と桃香にとってチヨダブランドが心の支えの様に、千代田にとっても彼女達が心の支えだった事が読んでいるこちらも嬉しくて温かな気分になる。

エンヤと千代田の心の動きが気に入っている。別に彼らと共通点は特に何も無いが…ただただ応援したくなる。エンヤはいつか夢が叶ってラスボスの度肝を抜いてほしい、辻村さんの小説は他の小説とリンクしていたりするので何処かで彼の名前が登場することを期待。千代田はいつか過去の出来事を環やその妹に話して泣いて喜ばせてほしいと思う。




次は名前探しの放課後を拝読したいですな。購入するのは未読の小説数冊を読み終えてからになりますが。
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