「F2新規モジュカイの皆さん、今日はお集まりいただき有難うございま〜す。進行はオレ、おさかなツナギです。宜しく〜」
「あれ…V3さんじゃないんですか?」
「確かに今回主催したのはボクなんだけどさ…なんとなく、彼の方が適任かと思って」
「あぁ…なんていうか…」
「あの格好であのテンションだと、まんま歌のお兄さんだな」
「言っちゃった…」
「一応オリジナルなのに…司会すら適任じゃないボクって…」
「オイ、序盤からそんな欝になるな。大変不快だ」
「ご、ごめん…あ、おさかな君、続けて」
「あ、進めていいの?えーと、今回はF2新規同士の親交を深めつつ、お気に入りのモジュメイの惚気…じゃなくて、紹介をしようという企画です!じゃあ、まずはV3さんからどうぞー」
「おさかな君いい子…!ボクはKAITO V3、オリジナルのバージョンアップという以外これといって特徴ないんだけど…頑張るよ!めーちゃんV3のF2配信待ってます!!」
「お前テンションの浮き沈み激しいな…」
「これはこれで目障りなのだが」
「ま、まぁまぁ…二人とも多めに見ましょうよ」
「これでも一応オレ達のオリジナルだからねぇ。次はそこの偉そうな人、どうぞー」
「私はローザ・ブルー、持ち曲は【カンタレラ】連れ添いはローレライ嬢だ」
「ローザさんは確か新規加入では珍しく、再録曲担当なんですよね」
「ああ、妹と共にクラシック殿から引き継いだ」
「でも結局あの人もF2参加したんだよな。アンタお役御免じゃないの?」
「前任の者に譲るのも時には必要だろう」
「欲ねぇなー…俺はホリデイ、持ち曲はない。一緒に居るのはやっぱマリーンが多いな」
「ホリデイさんはなんかギルティさんと同じ臭いがするね」
「オイ、どういう意味だよ」
「いや、別にー?次はそこの白いお兄さんどうぞ」
「僕はオリジネイター、弟と【erase or zero】を担当してます。えーと…最近BBさんと仲良くなりました」
「あぁ、あのイケめーちゃん…よく男役やってるよね」
「はは…偶に男として自信なくします」
「まぁ、ガンバ☆最後はオレねー追加配信のおさかなツナギです。持ち曲はありません。ひつじさん可愛いよね」
「これでみんな自己紹介終わったね。それじゃあ次はー…」
「す、スイマセン!遅れました…!」
「…時雨殿?」
「折角ご招待頂いたのに、場所が分からなくて迷っちゃいまして…今日はF2収録組の対談会ですよね?」
「『新規』収録組な。アンタ古参じゃないか」
「え…で、でも紅葉と一緒に今回リメイクされたので…」
「いやーそれ言ったら再録組全員だからねぇ…ていうか、誰が呼んだの?」
「…すいません、僕です。てっきりリメイクされてる人達もなんだと思って…この前、偶然会った時雨さんに声掛けたんです」
「余計なことを…とにかく、アンタは場違いだから帰った帰った!」
「そんな…F2になってから先輩も同期も構ってくれないから、拙も皆さんと懇意なりたいのですよ…!唯一出来た友人の蒼雪殿は仕事が忙しいし、ホワブレ殿は最近出来た友人に構いっきりだし、クラシック殿やキャンパス殿は挨拶回りで忙しいし、スミレ殿やネコサイバー殿は何処に居るか判らないし…」
「アンタみたいな知名度ある奴が入ってくると、俺達が食われるんだよ」
「…うん、ボクも余計に目立たなくなりそうだな…」
「私は別に彼が同席しても構わないが」
「アンタは有名な持ち曲があるからいいけどな!俺達はまだ全然知名度ないからこういう奴は天敵なの!しかもモジュメイとセットでムカツク!!」
「最後のは完全私怨だね〜彼を呼んだネイター君は当然、参加OK派だから2対2かぁ…」
「おさかな君はどうなの?」
「オレも有名な人に居られると霞んじゃうからお断りしたいかな。というわけで、さようならー」
「えぇっ!?ちょ、待っ…」
「帰って彼女さんにでも慰めてもらってねー」
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「…さて、彼もブロックしたし続けようか?」
「(時雨さん御免なさい…)」
「次は、今までやった仕事について…ちなみにオレはDIVAルームで部屋着として使われたことしかないんだけどね」
「また言い辛い始め方するなよ…俺は多いのは【スキキライ】かな。あとは偶に【soundless〜】【カゲロウ〜】とエディットで2曲」
「なんだ、結構仕事あるんじゃん。V3さんはー?」
「一応【〜激唱】を固定でやってるくらいで…ほら、やっぱりパッとしないボクなんかより個性的な子達の方がさ…」
「あぁあぁ…V3さんがまたネガティブモードに…!」
「面倒くさいから放って置けばいいんじゃない」
「私は【knife】が多いな…あとはクラシック殿の【Rosary〜】とエディットで3曲。悪役が多くて納得いかないのだが」
「それは仕方ないんじゃないかなぁ?最後に、ネイター君は?」
「えーと…前に弟と一緒に【アカツキ〜】と、単品では【二次元〜】を。今度は弟にも挑戦してもらおうかと思ってます。担当のディメンションちゃんがいい子で、きっと弟にも気に入ってくれると思うんですよ」
「なに、弟君とその子をくっつけさせたいの?」
「わ、分かるよ…!ボクもレン君を影ながらサポートしたり…まぁ、大概ウザがられるけど」
「そりゃ年頃の男子からすりゃ余計なお世話だろうしな」
「い、いやそういうのじゃなくて…弟は人付き合いが苦手で、まだ友達もいないんですよ。それに外に友達が出来れば、もっと外にも興味持ってくれるかなって」
「弟君、引き篭もり?」
「別にそういう訳じゃ…たぶん」
「色々事情があるみたいだねぇ…ま、面倒くさいからまた後でね」
「お前そういうの思っても口にするなよな…」
「えーと…みんな大体3〜4曲ってところなんだね」
「ちなみに、さっきの時雨さんは持ち曲以外に【knife】【〜羅刹と骸】【指切り】【アカツキ〜】【magnet】エディット4曲…更に同じ曲で別の役もやってるみたい」
「忙しいとは言っていたけど、まさかそんなにやってるなんて…」
「モジュカイでは勿論ながら、全モジュ中でも断トツ1位らしいよ」
「人気者は大変だよなぁ?…あぁクソ!あの触覚引っこ抜いてやりゃよかった!」
「ちょ、ちょっと…ホリデイ君、落ち着いて…!」
「男の嫉妬は醜いよー?五月蝿いから強制消音!」
「…っ!?…っっ!!」
「落ち着くまでそのままね?じゃあ次行こうかー」
「ネイター君、分かったでしょ?…ここに彼は場違い過ぎるんだよ」
「きっとここに居ても居心地悪かったでしょうね…」
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「しかし、ホリデイ殿は少しヒステリックすぎやしないか?」
「まぁ、彼も色々あるみたいだよ?それはまた後ほど愚痴聞いてあげればいいよ。それじゃあ次は本命以外と共演したorしてみたいのがいる人〜」
「何度かBB嬢と…まぁ、敵対役だが。私は現状で満足しているから他に共演したい者はいないな」
「僕は弟としか仕事したことないから…」
「ボクも特に居ないかな」
「ちなみにホリデイ君はノエルさんと共演したことあるんだね。オレは特に居ないしー…次行っちゃおう」
「この議題、必要なかったんじゃ…」
「なんとなく予想ついたんだけど、まぁ一応ね?じゃあ、次は逆にライバルがいる人!ちなみに今回はモジュカイに限らずでいいよ」
「んー…そもそもボクの場合、相手がまだF2配信されてないから…」
「さっきローザさんが言った通り、BBさんは彼との共演が多いんですけど…そういう心配はないかなって思ってます。…それより、V3さんが言ってましたけど、彼女は男役が多いんですよ…」
「確かに、あの人も仕事多いけど半分以上は男役らしいね」
「ボク、PV見たことあるけど凄く格好良かったよ」
「そうだな…元々背もあるし凛としていて見劣りせず、私も共に仕事をしていて感心した」
「そうなんですよ!特にアムールさんの相手が多くって、逆にそっちが心配と言うか…」
「んー…彼女の方は大丈夫だと思うけど…アムールちゃんはどうだろうね。普通に惚れちゃいそうだよね?」
「やや、やっぱりそうですかね…!?」
「だ、大丈夫だって!ちょっと、おさかな君!」
「はいはい、ごめんねー?ちなみに貴族サマは?」
「最近和洋折衷だとかで、蒼雪殿との仕事が多いようだ。彼には紅椿殿や大正浪漫殿が居るのだし、大丈夫だとは思うのだが…」
「候補が二人居る時点で大丈夫じゃなくない?」
「む…やはりそうだろうか…」
「ちょっと、さっきから無駄に不安煽らないで!」
「ごめんね〜まぁ、わざとだけど」
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「じゃあ次は…長男ポジションのカイトのモジュならではで、日頃の苦労や不満を愚痴ってみようか」
「あの…」
「ん?ネイター君がトップバッター?」
「いえ、そうじゃなくて…ホリデイさんがずっと消音モードのままなんですけど…」
「あっ!忘れてた」
「…はっ!テメェ後で覚えてろ…!」
「いやーごめんごめん。さっき飛ばしちゃったから、君からでいいよ」
「あぁ、じゃあ遠慮なく言わせてもらう!ギルティ、学パカ、キャンパス、ホワブレ!」
「先輩に対して呼び捨てはどうかと思うが」
「ホリデイ君と同じ現代服のモジュの人ばかりだね…そこ繋がり?」
「そうだよ!全員マリーンと共演してるから俺の敵だ!」
「あぁ、彼女仕事多い方だけど…毎回違う相手なんですね」
「要は嫉妬ということか」
「自分の女が他の奴と仲良くしてるの見て何とも思わない奴はいないだろうが!」
「仕事はしょうがないんじゃない?まぁ、でもちょっと多いけど」
「僻みっぽい性格もそれ故か」
「で、でも全員本命がいるから心配はないよ、ね?」
「それでも嫌なもんは嫌なんだよ!!」
「ホリデイさん、あまり五月蝿くしてると…なんかもう既におさかなさんがさっきと同じ動作に…」
「ぐっ…」
「ネイター君ナイス〜オレもモジュカイ仲間に強制するの嫌だからさー」
「(全力で嘘臭ぇ…)」
「おさかな君は割り込み…仲裁慣れてるみたいだけど、そういうの多いの?」
「まぁ、割と頻繁にアルパーカー双子をね。Lは普段大人しいのに、R相手だと結構言う子だから」
「ここのもじゅみねはどこもそうなんだ…ウチもよくアペンドの二人が喧嘩してるよ」
「俺の所はそんなんでもないけどな?まぁ、珍しくタイプ違うからだろうけど」
「でも仲悪くはないんだよねーなんだかんだで仲はいい」
「そうそう、双子だからこそ遠慮ないだけで。微笑ましいよね」
「ネイターは弟と二人だけだよな、仲良いのか?」
「悪くはないと思います…兄としてはむしろ、もっと周りに興味持ってもらいたいくらいです」
「先程もそのようなことを言っていたな」
「…実は弟と【アカツキ〜】をやった時、僕の役が持ち曲と同じ消える演出で……その…前からベッタリな子だったんですけど…」
「あー…」
「それは配役ミスだったね」
「はい…それ以降は更に執着するようになっちゃって、何処か出掛けるにも事前に伝えておかないと後から色々言われて」
「弟の顔色伺いながらってなんか情けねぇな…弟にスケジュール管理されてるってどうよ?」
「それはBBさんにもよく言われてるんで、どうにかしたいんですけど…」
「あぁ、それでディメンションちゃんと近付けようとしてるわけね」
「はい…彼女なら同期で同タイプのモジュだし、友達が出来れば少しは兄離れしてくれるんじゃないかと期待してるんです」
「俺がエッジにそんな風にされたら、絶対殴るな…」
「いっそ、素っ気無い態度とればいいんじゃないの?」
「二人だけの兄弟だから、あんまり冷たくするのも可哀想で…」
「その遠慮がちな性格を直さん限り、弟君も変わらんと思うぞ」
「そうですかね…」
「そういう貴族サマはどうなの?確かパートナー妹ちゃんでしょ」
「ビアンカは麗しい容姿、淑やかな性格、聡明な知性…何の申し分もない自慢の妹だ」
「ローザさんって、割と兄馬鹿?」
「出来た妹の事実を言う事の何が悪いというのだ」
「自覚ないから性質悪いよね」
「しかし如何せん世間知らずなのが気掛かりでな…奇妙な夢魔に付き纏われたり、最近は蒼雪殿の弟君がよく出入りしているのだが…」
「きっと寄ってくる男は後絶たないよね。でも色んな人と接してみた方が少しは世間慣れするんじゃないかな?」
「ローザ家の淑女として、何処とも分からぬ男共と無闇に接するのは喜ばしくない!」
「あー…どうやら貴族様はお前と逆みたいだな」
「…みたいですね」
「ビアンカちゃんをお嫁にしようというモジュレン君は苦労しそうだなぁ」
「ビアンカはまだ16だ、そんな話はない!将来的にも、私を納得させる男でなければ許さん!」
「おお…ローザさんでもこんな熱くなるんだ…」
「これで妹ちゃんの方もお兄様主義らしいから手に負えないよねー」
・
・
・
PPP・・・
「あ、弟から………今こちらに向かってるみたいです」
「冗談じゃなく弟に管理されてんのかよ」
「まぁ、もういい時間だし今日はお開きにしよっか」
「スイマセン…」
「大変有意義な時間だった。礼を言う」
「あぁ、一応楽しんでたんだ…最後以外ずっと表情崩さなかったから分かんなかったよ」
「貴族サマも、もっと笑った方がいいよー?元はいいんだからさぁ」
「それ自画自賛でもあるよね」
「あ、そういえばV3さん。今度もしよかったら僕の所に来てください。僕の曲やってもらえると嬉しいです」
「えっ!いいの?うん、是非お邪魔させてもらうよ!」
「相手はアペンド君とか…あ、でもうちみたいになっちゃったらマズいよな…」
「大丈夫、そんなに執着されてないと思うから」
「自信満々に言う事じゃねぇぞ」
「それじゃ、また今度があったらヨロシクねー」
次があるとしたら、カイメイでやると思います。