連続になりますが勢いで3巻感想も書いたので投稿します。
4巻のは時間と気力厳しいので後日書きます。


潤さんやホロホロ達と東一族が相対してバトル勃発かと思いきや、満を持して蓮ぼっちゃまのご登場から始まり、蓮と大紅が互いに牽制し合って向こうが一旦退くといった結果に。
そういえばホロホロはここで始めてF.O.M.のこと知るんですね。
というか蓮はしれっとS.O.T.使ってるのにホロホロがS.O.R.使ってないのはコロロの為なのでしょうか…

そのホロホロはなんと蓮に殴りかかる。そして蹴り上げられる。
ホロホロは序盤から蓮に対して思うことありそうで、会ったとき何言うのか気になってましたがまさかの拳でした。
でもあのホロホロがあの蓮を一発殴るってすごくないですか?
S.F.時の二人からは全く想像つかなくて、こんなところで成長感じられるとは思いもよりませんでした。
蓮からすればホロホロの存在が謎のはずなのに、興味ないと言いつつも金借りに来たんだろうと勝手に察して小切手放り投げる手際の良さがいいですね。
なんだかんだこいつら仲良いな…
仲いいといったら、私が思う以上にホロホロが蓮を全面的に信頼してるのが言動に出てて大変素晴らしきかな。
特に、道家と東一族の争いに首突っ込みながら「オメーは鬼なんか生まねえ」と本人に断言できるの最高ですね。
ていうかレックリのホロホロがいいやつすぎて、このスピンオフで一番得してるのホロホロファンでは?と思えてきました。
私がホロホロ好きでレックリのホロホロに満足してるからそう思うだけでしょうか。
蓮や潤さんは話の中心だけど、わりとしんどい描写も多いので…

しんどいと言えば、メイデン様が殺された後に錯乱した黽を宥める蓮の回想は見ててつらかった。
でもそこで明かされたメイデン様が髪短くなってた理由が優しくて、聖母だったんだなあと切なくなりました。
そういえば結婚報告時の回想では髪長かったな、なんて思ったり。

蓮と潤さんが謝罪合戦始めそうな流れになったときに、ありがとうの言い合いを提案した潤さんはいいお姉さん。
蓮と潤さんもお互い想い合ってていい姉弟ですね。
そしてやっぱり馬に乗るぼっちゃま。
大企業の取締役の基本の移動手段が馬ってなんか笑えますね。
ぼっちゃまだから馬に跨る姿も超絶カッコよくキマってますけどね。

場面変わって紅紅ですが、刑天の絵本出されて照れる姿が可愛かったです。
正直1話の時点で男の子だと思ってたのと、作中で憎しみに満ちた表情見せてばかりだったのとで今までこの子可愛いって思ったことほぼなかったんですよ。
でもこういう普通の女の子らしい表情見せると可愛いなって素直に思いました。
そして顔の傷は刑天を持霊にする過程でついたものなんですね。
「何回でも立ち上がってやる!!」のコマが気迫に満ちてていいです。
なんやかんや紅紅と刑天もいいコンビですね。

潤さんが改めて戦いに行く直前、カプセル越しに白竜と手を重ねたシーンがとても好き。
もはや少女漫画にしか見えないほどのロマンチックさ(褒めてる)
白竜は元々カッコいいけど、レックリの白竜は性格のイケメンっぷりも全面に出てて更にカッコいい。

そんで二人がやりあってるときにその様子を見るもの同士(?)局長とホロホロが合流。
局長さんどんどんいいキャラになっていってません?
いつの間にか潤さんのこと「ヒヨコちゃん」呼びで定着してるのがじわじわくる。
そこでホロホロは紅紅側にも事情あるのを知るんだが、もう完全に一連の争いの当事者になってますねこの人。
そして更にやってきた永紅の足止めたところで終わり。


とりあえずこの巻は「この話のホロホロや潤姉さんと蓮が会ったらどんな会話するのかな」という期待の応えとして満足でした。
蓮と潤姉さんはお互い大切にしてるのがよくわかったし、ホロホロが蓮を信頼しすぎてるのもわかってよかった。
仲良いねみんな……