簡単っていうのはのめり込んで転げ落ちてくまでのチョロさっていう話ね。特に十代はね。ニキビ治るスピードよりもずっと早いですよプロアクティブなんぼのもんじゃい。

たまには腐った話もいいじゃない。そういうサイトだもの。

私の中で一つのキャラに萌えるということは、だいたい上記のスリーステップを永遠に繰り返す状態が半永久的に続くということなのですが、これを業界では業(カルマ)に捉えられし哀れなる輪廻〜終わりなきエンドレスワルツ〜と言います。終わりなきとエンドレスで意味がダブってるのがミソです。嘘です。


今回は我が青春の光、心を閉ざすことで有名な忍足氏のモデル図解付きでそういう話をさせて下さい。なぜ彼がモデルかというと、彼こそが過去自分の中で最もキャラクター崩壊が激しかったキャラだったからです。


なお、原作期のらくがきがちっとも原作感ゼロなのと襟足深追いしすぎてよくわからないことになっている点についてはスルーして下さい。


1:原作期

あくまで原作または原作の設定にのっとったキャラデザ+表情などの雰囲気、そして性格に萌えている状態。原作にのめりこみつつ、二次創作の方向性もわりと原作に忠実な感じ。わりと冷静にキャラの特徴を捉えているし美化していない状態。腐の割にはね。まあ二次BLとかハマってる時点で忠実もクソもないのですがね!


2:イジリ期

またの名をイジメ期。キャラクターの持つ一つの特性を(暗い、潔癖、なんとなくオタクっぽい、涙もろい、天然、空気が読めない等々)とことん強調して弄り倒す時期。ちょっとかわいそうなことになっているくらい(かわいそかわいいとかいうやつですね)から他のキャラによるフォローが入るみたいな流れが多い。原作におけるキャラクターの特徴を誇張して遊んでいる状態なので、まだわりと現実にしがみつけている状態(比較的)ではあるが、崩壊の兆し(キャラクターの)は既に足元まで忍び寄ってきているのである。


3:お前誰?期

好きになったキャラクターに夢を見すぎて脳内のそれと現実のそれに激しい齟齬が生じている状態。しかも脳内で妄想している設定が現実のものだと錯覚するパターンまであるので実におそろしい。昔TVでどこかの医者が認知症害とまで言い張ったのもまあ頷ける。このステージに入ると現実では明らかに男前なキャラが脳内では花が咲いたようにふんわりと儚げに微笑んだりとかする。もはや現実など敵である。


こんな感じをぐるぐるぐるぐるぐるぐる繰り返す訳です。


さくっと書くと

暗くてもさっとしたオタクっぽい(あくまでそれっぽいだけで、事実ではない)男前系キャラをあくまで男前なままで右側に据えるのは原作期

ばりばりのオタクキャラとして右に据えるのがイジリ期

著しいオトメン化の上で右側に据えるのがお前誰?期

かな。

ちなみに私が十代の時に描いてた同人誌っぽいものとか大半が2と3のパターンで1がなかったですからね。今以上に夢見がちすぎて妄想逞しかった。