夢日誌:追跡


話題:今日見た夢



何かを追っているのだろうか。


仲間と死に物狂いで走っていた。
何か目的があって走っているのだが、がむしゃらに走っている所為か最早何だか分からなくなっている。

兎に角、街中を駆け抜け、ビルとビルの隙間を縫って走る。

暫く走っていると小高い丘に辿り着いた。

『こっちだよ』

仲間の一人が呼ぶ。
彼の元へ行くと丘の頂上付近にある蓋を開けた。
覗き込むと、やや深い位置にコンクリートの床があり、しかも何とも云えない臭いが鼻をついた。

『飛び込め!』

仲間の一人が飛び込むと他の仲間が飛び込み、蓋を開けた仲間も飛び込んだ。
仕方無くその後を追う。

着地は成功した。
靴がぬらぬらと湿ったコンクリートを削る。
地上から射し込んだ光が、先へ屈みながら進んで行く仲間の後ろ姿を照らしていた。

それを見送り、私は地上へ戻ろうと入ってきた入り口を見上げた。
此処は酷い臭いだ。綺麗な空気を吸いたい。

服を汚さないよう何とか地上へ這い出ると、新鮮な空気を吸いながら丘を下る。




丘を下り、やや歩いたところで地鳴りがしたかと思うと強い衝撃に身体が吹き飛んだ。
何事かと倒れた身体を起こして振り返ると丘が崩れて無くなっていた。



仲間達がどうなってしまったのかは分からない。
ただ、恐らくではあるが死んでしまったのだろう。

目の前が暗くなった。





それにしても寝室には臭いの発生源が無いので(布団とカラーボックス一つしかない)、臭いを感じるなんて不思議だなと思う。
そして昨日から連続して寝起きに夢の中の臭いを思い出して嘔吐いているんで、何かしらの意味があるのか調べてみようと思う







夢日誌:死体探し


話題:今日見た夢


空は薄暗い灰色。
海沿いに巨大なホテルの廃墟があって私は其処に居た。
ホテルの建っている敷地には岩場に面したプールがあり、そのプールと柵を隔てた向こうには洞窟がある。
私は見知らぬ数人の仲間と一緒に、枯れたプールと朽ちた柵を越えて洞窟へ入った。


洞窟は暗く、ライトの明かりを頼りに中を進む。
岩肌に出来た窪みや大きめの亀裂を覗き込みながら暫く先へ進むと、それぞれ辺りを探りだした。


探し物をしている。
一人足りないんだ。
いつまでも帰ってこないんだ。

それが何かを誰かから聞いたわけではないが、何かは知っていた。

生きていたら良い。
生きていなくとも連れて帰りたい。

そんな気持ちでいっぱいだった。



辺りを探っている内に、いつの間にか洞窟の奥を歩いていた。
此処は入り口から一本道。
遠くから仲間の足音や話し声が響いてくる。

怖くはない。

洞窟の更に奥を目指した。

足元が悪い。
隆起した岩に何度も足を取られる。
奥へ行けば行くほどに足元の状態は悪くなり、ただ進むだけなのに酷く疲れた。
それでも進む。自分の足音以外は何も聞こえない。

暫く歩くと突き当たりに出た。
やや広い空間になっており、中央部分が大きく隆起し空間を二つに割っている。
左右に分かれた空間の岩肌には洞窟の続きなのか、それとも少し深い窪みなのか穴が空いている。

偖、どちらへ行こうか。

一歩踏み出すと一瞬、異様な臭いが鼻をついた。
更にもう一歩踏み出す。やはり異様な臭いが鼻をつく。
その臭いを例えるなら、夏場に放置して腐らせた生ゴミを凝縮したような饐えた不快なもので、これ以上進んではいけないような気がしたが敢えて、その臭いを辿りながら進んだ。

左右に分かれた空間、右側の窪み。此処から異臭が漂ってくる。


躊躇わずにライトを向ける。



ライトが照らした先には人間だったものが横たわっていた。
ぐずぐずに崩れ変色し、泥のように溶けかけていたそれはドロドロとした何かを周りに垂れ流している。

探していたものだ。


駄目だった…やっぱり腐っていた。
でも連れて帰らないとな。
どうやって連れて帰ろうか?
みんなを呼ぼうか?


その時、



う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ


濁った音が聞こえてきたかと思うと、人間だったソレはガクガクとぎこちない動きで顔を上げる。

虫に覆われた顔にぽっかりと開いた二つの空洞と目があった。



一目散に仲間の元へ駆ける。
濁った音が、あの異臭が着いてくる。

洞窟の入り口付近に集まっていた仲間達が異常に気付いたのか、何事かと叫んでいた。


『駄目だ腐ってる!』


臭いが酷い。
後ろから、ズルズルと音がする。
仲間達も見てしまったようだ。
人間だったソレを。



死に物狂いで洞窟を仲間達と飛び出すと、水が満ちて水没しかけた岩場を駆け抜け廃墟を後にした。






目を覚ますと、あの臭いはしなかった。
夢で臭いを感じる事もあるのだなと思いつつ、寝室で臭いの発生源を探してみたが見当たらない。
まぁ当たり前だけれど。





切り裂きジャックの正体が判明

あの世界的未解決事件の犯人、切り裂きジャックの正体が判明したらしい。


【英国】126年目の真実。DNA鑑定で切り裂きジャックの正体がポーランド系英国人 アーロン・コスミンスキーと判明 t.co 事件の遺留品のショールと被害者&容疑者の子孫からDNAを抽出し調査 pic.twitter.com/fGPYOrnziy
? さいたま (@saitamakita) 2014, 9月 6





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罪の手

血にまみれた幻を見せたのは、僅な罪の意識と良心



幾つ命を奪ったのだろうか。
気付いたら両の手では表せない数の人間を殺めていた。
命を奪う事は特に好きではない。ただ、大切な人を目の前で奪われた記憶が私の手を赤く染めさせる。

ある日の事だ。

右目に違和感を覚えた私は目を覆う眼帯を外し、虚ろになっている眼窩を眺めた。すると小さな青白い手が無数に蠢いている。
それらは血にまみれ、空を苦しそうに掻いていた。
ああ…そう云えば、私が命を奪った彼らも今際の際にこの手の様にもがいていたっけ。

死ぬ事を分かっているのに、救いを求めていたあの手を思い出した。




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