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ドッキドキ奈良旅行 その弐




「お前、こんなのも撮ってたのか」
「ふふ、楽しかったですよ、みたらし団子。普段は蜜が既に塗られた状態でが出てくるから、一度焼く前がどんなものなのか、見てみたかったんです」
「だが、じっくり焼きすぎて、三本中一本は真っ黒焦げだったな」
「……。でも、ちゃんと責任もって、全て食べましたよ、僕」



「おい、これ…」
「人力車の写真、ですね」
「違う、人力車の横に写ってるヤツだ」
「人力車を引いてくれたお兄さんでしょ?面白い方でしたよね?僕たちにも明るく、親切に対応してくれて…。しかも、結構、格好良く…、って、神田、どうしたんですか?そんなに怖い顔をして」
「……何でもないっ」
(何でもないような顔してないけど…)



「大仏様、本当に大きかったですねェ」
「まぁな」
「そう言えば、大仏様の鼻の穴と同じ大きさの穴が開いた、柱が有りましたよね」
「…で、お前が通ろうとして」
「そりゃ、穴が開いていたら、入るでしょ?」
「馬鹿と何たらって言うモンな」
「何をっ」
「で、お前、あのまま身体が抜けなかったら、どうするつもりだったんだよ」
「抜けない訳ないでしょ?こんなにスレンダーなバディの僕が…」
「……そうだった、お前はひょろ長い、モヤシだったな」
「むむ、失礼なっ。でも、信じてましたから」
「はん?」
「僕が万が一抜けられなかったら、君が絶対、助けてくれるって…」
「…モヤシ」
「……ふふ、なんてね」


***


「…ねェ、神田」
「…何だ」
「またこうやって、二人で計画して行きましょうね、旅行」
「…お前がくたばらなかったな」
「生憎僕はそう簡単には死にませんから。約束、ですからね?」
「…あぁ、分かったよ」



◇◇◇


こんな感じの一泊二日の奈良旅行でした。
終始神アレ妄想は、定番になっていますね。
今更ながら、もっと写メをいっぱい撮っとけば良かったな。
一日目のお昼ご飯とか、夕食とか…。
あとホテルの部屋とかね。

部屋がね、思いの外広くて、ビックリしました。

二人だけなのに、二間あるお部屋に通されて、しかも、敷いてくれた二組の布団が近いのなんの。
これには美夜ちゃんと笑っちゃいましたよ。

これがカップルだったら、どう感じるのかなぁ、なんて…。

二日目の写メが無いのは、すっかり撮るのを忘れていたからです。
そうそう、聖徳太子ゆかりの法隆寺に行って参りましたよ。

建物の造りがね、歴史パロ妄想を誘発させるんですよ。

アレンが幼い天皇で、神田が摂政をするっていうのも良いな、とか思ったり。
(神田は結構、頭が切れると思うんですよね)

いや〜、寺院って素晴らしい

それから、奈良駅に戻って、行きに見つけたアニメイトに寄った訳です。
(そこで例のドラマCDを買ったという)

とても楽しく、実りのある奈良旅行でした。
体験したことを、今後の創作活動に活かしていけたら、いいな。

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