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流行りの病気


話題:性病

今日のオペでのクラミジア陽性率、7割。
クラミジア、流行っているとはいえ多すぎです、さすがにびっくりしました。

まぁ 妊娠=ゴムなし性交渉率が高い 訳ですから、そりゃ性病感染率も上がります。


患者さんには

クラミジアという性感染が陽性で出ていました、治療しないと不妊症や子宮外妊娠の原因になります。かかったまま妊娠すると赤ちゃんにもうつる病気ですのできちんと治療しましょう。
性感染症なのでパートナーも一緒に治療が必要です。お互い治療し再検査で陰性を確認するまでは一切の性交渉は禁止です。コンドーム使っていたとしてもダメです。

ってなお話しをする訳ですが、大抵は「へぇ」くらいの反応。最悪なのは薬だけ飲んで再検査する前に性交渉してる、とかパートナーに治療させてないとかね。

「あぁ風邪ひいちゃったよ、薬飲めば治るし まっいっか」っていうのと同じノリ。

性感染症ですよ、恥ずかしくないのかね。
診察が恥ずかしい〜とか自分には必要ありません、私は性病じゃないとか言う患者さん多いけど、大抵そういう人が病気を持っていて流行らせるんですよ。

恥ずかしいのは危機感のないあなただ!と言いたい。

クラミジアはまだいいとして、(全くよくはないですが)同じく性感染症の梅毒やB型C型肝炎、HIVになっていたら…とか考えないのでしょうね。
確率はクラミジアに比べて低いですが0ではありません。
恋愛モードお花畑状態とは怖いものです。

私も昔は無知でした。けれどコンドームなしの性交渉で病気がうつる、妊娠するというごく当たり前過ぎることくらい知っていましたので、パートナーが変わるたびきちんと検査をしていました。

受けたことがない人、自分の為だけでなくパートナーの為、将来の赤ちゃんの為に検診、性感染症検査の必要性を理解した上で定期的に受けましょう。

「私は(彼は)病気を持っていない」だなんてお互いにきちんと検査を受けているひとしか言えない言葉です。
信じたいことと現実は同じではないことを理解してください。

こんなにも性感染症や中絶が流行っている現実から目を背けぬように。

コンドームは避妊ではなく感染症予防の道具であり、コンドームなしの性交渉がどんなにリスクがあるのか理解してほしい。

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