話題:伊坂幸太郎作品

先日読み始めましたのは、『オー!ファーザー』です。

テンポとか掛け合いとか、不思議な人間関係とかはいつもと変わらず伊坂ワールドですが。

まだ途中までしか読んでいませんが、今まで読んだ伊坂幸太郎さん作品の中でワーストに入りそうです。

理由は二つ。

一つは主人公の母親。父親が4人いてそれに振り回される主人公…的なフレーズから、あくまで父親的な人が4人で育ててるって話かと思ってましたが、主人公の母親が四股をかけていて、誰が父親か分からないって話みたいで。
父親が分からないなんて話は職場で見慣れていますので、ただのだらしない最低女の可哀想な息子の話ってことか…と思ってしまって全然楽しめません。
現実だろうがフィクションだろうが、こういう命を軽んじている最低女の話は気分が悪くなります。

そしてもう一つの理由。
主人公の同級生の女のコ。わがまま過ぎていらいらします。確かにこの子がいなきゃ話は何一つ進まないのですが…人の気持ちを無視して振り回しすぎです。


まだ読みとちゅうではありますが、だいぶいらいらしながら読んでいます。新書で購入してしまったので最後まで読むつもりですが、いつも通り大どんでん返しがあったとしても、この二キャラクターへの不快感は拭えない気がします。

前回読んだ死神の浮力が面白かっただけに残念でなりません。