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失敗なのか?

私は普段からあまり野球を見る方ではないのだろう。そんな私が04年から昨年まで、中日ドラゴンズの戦いをつぶさに見て来た。理由はただ一つ、落合博満前監督のファンだったからだ。
最初に彼の事が好きなったのは高校生の頃。有言実行で数多くのタイトルを獲得。和を大切にする日本人文化と一線をかくし、プロとしての生き方を体現。ワガママ・身勝手と言われながらも、結果を残すことで周囲を黙らせる姿に、憧れを抱いたモンだ。
勿論、それは落合博満氏が膨大な練習と類い希な才能を合わせ持つ事が出来たからだ。

そんな落合博満氏が監督に就任し数々の成功を収める。在任中八年でリーグ優勝4回。クライマックスシリーズを勝ち上がり日本一。在任中はBクラスの経験がなく、07年の3位がワーストである。クライマックスシリーズ導入後は、ファイナルステージ進出を逃した事はない。八年間の平均順位は1.62。球団発の連覇達成。
落合博満氏の成功を書き連ねるだけでも大変である。
そんな落合博満氏が作シーズン限りで辞任された。契約が満了との発表で、更新しないとの事であった。
現代における契約社会では仕方のない話ではあるだろ。しかし、私が釈然としない部分がある。当時からの観客動員数の落ち込みを、落合博満氏一人に背負わせようとしてたのではないか?
この種の疑問が絶えないのである。
とあるスポーツ紙が発行した、06年の優勝特集号では、球団営業部の落合嫌いは公然の秘密とまで書かれる始末。
私程度では事の真相は確かめられないが、全くの虚偽とは思えない。

そして、今期は高木氏が監督として指揮を振るっている。
そこで落合博満氏辞任の最大原因と言われる、観客動員数の落ち込みは解消出来たのだろうか?
数日前の中日スポーツによると、今期の観客動員数が100万人を突破とあった。昨年よりも3試合遅いそうだ。
もし、観客動員数増加を目的として監督交代をしたのなら、現状では失敗だろう。シーズンは長いし、これから佳境を迎える。今後、伸びていく可能性は充分過ぎる程にあるのだが…

仕事とは結果である。仕事の上で努力とは結果を出した者にだけ与えられる言葉だ。結果の伴わない努力は徒労と呼ぶのだ。
勝利と言う結果を残して来た落合博満氏の首を切り、観客動員数増加を狙った中日球団幹部。シーズン終了時に前年割れしていたら、失政だったと公表するのだろうか?
少なくとも私は、落合博満氏のいない中日ドラゴンズに興味が湧かない。
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