前どっかで言った気がするけど、私はダースとニコココ以外の番外読めてないので番外集出てくれて嬉しかったです
イラストは表紙裏表紙以外ほぼ既存絵使いまわしですけど、見たことない絵や見たことあって気に入ってる絵がちょくちょくあって楽しかったです
ファン歴浅い故の役得ですかね
それにしても口絵の杏里率高かったのが印象的です…杏里可愛い…
内容は新セルが写真やらデータやら眺めながら思い出話して、間に回想の形で既存の番外が挟まれてる構成ですね
時系列としてはニコココから半年の旅に出るまでの間ですかね、要は13巻とSHの間。
●私の心は鍋模様
4巻終盤の鍋の話詳細。
鍋つっつきながら色んなキャラが過去話してました。
過去話出たのは帝人&正臣と杏里&美香、あと静雄&トムさん。
帝人正臣は試し読みに出てきてて事前に読んでたけども
ほんと、帝人と正臣のボケツッコミ好きだし正臣が昔から正臣で…器用なんだか不器用なんだかって感じ
たぶん正臣は主に帝人の前で器用そうに振る舞ってるけど本当は超不器用で、そういうところも理由の一つになってあそこまで盛大にすれ違ったんだろうなぁ…などとしんみりしてしまった
今になって思い返しても元々仲良しの幼馴染がああまで酷くすれ違う必要性あったのかは謎だ…
そのあたりは私が巻数進むごとに暗黒面に堕ちていく帝人の思考についていけなかったのが大きいけど、13巻のダラーズを都市伝説に云々の語り見てからはこの作品の一部のキャラは下らない理由で大したことする気質持ってんじゃないかってところで落ち着いた
静雄と臨也とかな…『虫が好かない』って理由でガチ殺し合いとか狂気の沙汰だもんな……あの二人のそんな狂ってるところ好きだけども
なんか盛大に話逸れたので鍋パーティーに戻ると、次に杏里と美香の馴れ初め語り。
全体的に典型的な女子のイジメ話だけど、二人がとんでもなく歪んでるから不思議なところに着地しちゃってるなあ
まぁ、杏里の傍観者気質こじらせすぎて自分のことすら他人事扱いするところも美香のストーカー気質こじらせてすぎてなんでも知ってるところも嫌いじゃないけどね
静雄とトムさんの馴れ初めは屋上のシーンとかがなんだかベタな不良ものみたいで萌えた、むしろ燃え?
本編でもどっかでちらっと言ってたけど静雄の金髪はトムさんに言われてやったとかそのへんの詳細ですね
トムさんはなんというか出来た人間というか懐広くていい人だなぁ…と再確認させられた
「俺は、喧嘩が苦手なだけだ」「お前は、暴力が苦手なんじゃなくて、嫌いなんだろ?だったら、やらねえ方がいい」
この台詞男前すぎる
それと静雄がドタチンにワゴン仲間との出会いを尋ねてるけど、例によって謎妄想ではぐらかされてなあなあですね
この人達がつるむようになった経緯は気になるような、元々ブルスク仲間だった点を考慮するとあまり知りたくないような、とちょっと複雑
最後に新羅がわめいてた10年前の誘拐事件が気になるけど、これ詳細どっかで出てるのか特に出ていないのか…謎……
越佐大橋とか言ってるからそっちのシリーズと何か関係が…?読んでないけどさ
●デュフフフ!!
偽物の静雄が出てきてなんやかんやな話。
個人的に外伝の中でこれが一番愉快だった。
というか題名からして既に愉快。
「ラ」の横棒抜いてパチもん臭出してるのはわかるけど完全に変質者の笑い声じゃねえか…と思ったら作中でタイトル回収してて更に笑える
これ挿絵は一切ないんだけど、偽静雄の外見描写や作中の振る舞いから漏れだすパチもん小物臭に妙な既視感あるな…と思ったらワンピの偽一味に近いかもしれない。
少なくとも私の脳内ではそのくらいの残念ビジュアルで再生された…w
そうでもないと香典差し出しながら静雄に差し出すような哀れみと憎しみを同時に向ける真似など…
そんな偽静雄をノリノリで騙す偽九十九屋(というか臨也)があまりにも楽しそうで非常に可愛かった
爽やかな笑顔で頭を下げ、地面を向いたところで笑みの色を酷薄なものに塗りかえる様が容易に想像できて…ホント楽しそうだな臨也さん
あんなお粗末な嘘に騙される偽静雄の残念さには笑えるがあんなんで騙せると思ってた臨也さんって…
いや、臨也のことだからもし信じてもらえなかったら更に別の嘘用意して嵌めるんだろうけどさ
そんな臨也さんが九十九屋から名前騙った仕返しで勝手に女装姿合成されて動画コンテストに出されている様もなんというか…
臨也さん女装経験ないのね……どんな服合成されたのか気になる
そういえばこの話でトムさんとヴァローナの「このファッションモードは〜」「〜って言いたいなら、答えはNOだ」に萌えた
この二人に萌えたの初めてでちょっとビビった
ヴァローナは喋り方独特すぎて何が言いたいのか本気で読み取れないことがあるので、今回のトムさんみたく翻訳してから返答してもらうと読んでてわかり易いし言いたいことわかってるんだぜな信頼感も感じ取れてとても萌えると思うのです
当の静雄さん本人は法事帰りに偽物に喧嘩売られてぶっ飛ばすだけの登場でした
しかし喪服姿…グラサンなしの黒スーツ…偽物にホストか?と思わせる姿…想像するだけで萌え…
そんなこんなで静雄を騙るのは危険だと学んだ偽物さんが今度はドタチンを騙ってワゴン組の前に現れ拷問される安定のオチ。
この話のあとに既存絵詰め合わせイラスト挟んであったんだけどな、静雄が5巻の舌出しスマイルのやつで思わず笑いそうになった
偽静雄の話のあとにある意味別人みたいな本人出すのかよ!
残りは追記で。
●眼鏡男子・ザ・ダブルショットガン
9〜10巻あたりで杏里が狩沢さん達に誘われてコスプレしたときの話?
狩沢さん6巻のアレに続いてセクハラオヤジ…
この手のシーン見てると作者は百合好きなんだろうなぁと思う
色んな意味でピンク色になりきれてない感じだった
●デュラララ真伝!! 二人はなかよし
●デュラララ真伝!! 二人はなかよし2
あとがきから察するに本屋の仕切りにこっそり仕込んでた小話ってことでいいのかな?
どっちも新セルがコントみたいでおもしろ可愛かった
ひとつめのコントっぷりが凄くて、もしこれ本屋で見てたら笑い(むしろニヤケ)を止められずに怪しい人になってたかもな…
ふたつめはセルティの影が万能すぎてどうすればいいのかわからない
それにしてもセルティの漫画ダメな理由が「印刷に線が出にくい」って他にもっとないのかよ!というかなんというか
これと次の話の幕間でセルティに幼少期の写真見られて恥ずかしがる新羅可愛い…うひゃあって…!
●デュラララ!!×√20 成人式は突然に
来神組が成人式振り返る話。
正直一言で感想を言うと「トラウゴットさんパネエっす」としか…
突然のトラブル(静雄が暴れたアレコレ)をあんな冷静に処理しちゃってるのがさ…自販機のくだり強引すぎだろw
それと新羅が静雄と臨也両方の扱い方心得てて伊達にあの二人の友人やってるわけじゃないんだなぁ、と思った
というか基本似たような扱いだけど、静雄に対しては「何着てく?紋付き袴?スーツ?」なのに、臨也には「紋付き袴?スーツ?それとも鎧兜一式?」と一言多いといった微妙な扱い方の差に萌え
あとは森厳と新セルの会話が面白かった
『完成図が間違ってた』だのなんだののセルティのツッコミが地味に好き
うっとおしさがとどまるところを知らない森厳とそれを仲良くゲームしてスルーする新セル可愛かった
なんか私新セルについて可愛いしか言ってない気がするけど、ほのぼの可愛いところが好きだからいいや
●ニコココ!!
ニコニコでのブロマガ連載。
これは以前感想書いたので詳細は割愛。→
ニコココ!!感想
ネットでなく紙媒体で改めて見て印象強かったのはいざや城のあの長文ですね
冒頭一行で改ページ→めくったら1ページ超ほどみっちりしてて律儀に読まなくてもどことなく気力削がれるあの感じ…
律儀に読んでも気力削がれるけど…
●デュラんぷ!! 世界の中心で、愛を避ける
2巻で遊馬崎が夢魔がどうこう言ってたやつの詳細ですかね
個人的にこれが一番萌えた…色んな意味で……
ヴぁんぷは知らないけど、池袋にやってきた夢魔が人間の欲望に化けて精気奪おうとあれこれしてる話。
そんでまずは帝人を狙い杏里に化けて誘惑。
肝心なところで邪魔が入るオチも含めて典型的な少年漫画のお色気シーンみたいでとても微笑ましかった
しかし帝人杏里正臣が3人仲良くしている様は本当に可愛い
オープンスケベキャラが見ただけで女性のスリーサイズ測る能力持ってるのは定番ですが紀田くんもそうだったんですね、さすがだな…
それはさておき、夢魔さんは帝人を誘惑した際に知り合いの情報も読み取ってその人達を狙うことに。
ということで夢魔が狙ったのは誠二美香カップル…だけど、この二人の愛は作中トップクラス級に歪みきってるのでビビって逃亡
まぁ、あの二人表面上はただのバカップルだけど、根底に流れる欲望なんかは普通に気持ち悪いよな
そして次に夢魔が狙うのは静雄さんなのだが…化けた相手はまさかの男、というか臨也さんでした
静雄は単にむしゃくしゃしすぎてぶん殴りたいって欲望を臨也に向けてただけなんだが、そんなこと知らない夢魔が『なんだ?同性愛者か?まあいい、愛の形は自由だ』って反応でもう……
そして静雄は臨也姿の夢魔をボロ雑巾になるまでぶん殴る
この時の死ね死ねモードな静雄好き、というかキレて暴力振るってる時の静雄かっこ良くて好きなんだよな
止めに来たサイモンの台詞で人違いに気付いて戸惑う静雄が可愛かった
そんな感じでズタボロ臨也の姿のまま静雄から逃げ出した夢魔は偶然遊馬崎に保護されしばらく遊馬崎のターンに…
それにしても遊馬崎さんの弱点はネタバレなのか
私はネタバレ気にしてたらネットしてられない地域在住なので今さら気にしないけど、都心だと事情がない限りネタバレにぶち当たる前に自分で読めるもんな…
この人は安定の二次元脳で夢魔さんを可哀想に思いつつも振り回されっぷりがちょっと面白かった
そんなこんなで遊馬崎から開放された夢魔はセルティに見つかるが、「見逃す代わりに私の欲望を叶えろ」という取引持ちかけられそれをのんで池袋を去る、と。
それにしてもセルティの願いが純粋すぎてキュンとした
個人的にこういう純情新セルとても好きです…
「首ないけど恋人とキスしたいから夢魔の幻術で…」なんて人間人外カプの醍醐味じゃないですかこんなの…萌えるしかない……
それとオチの遊馬崎が幸せそうで何よりです
●祭り妖
書き下ろしらしい新セル夏祭り話。
この時の浴衣が表紙裏表紙の衣装ってことで良さそうですね
セルティは食事摂れないので遊戯系の屋台メインで楽しむことに…
それにしてもセルティはその手の遊びの才能?センス?あるんだね
人外だから基本なんでもありだけど不思議
セルティメットを模したお面売られてるのとそれを買い占める新羅にちょっと笑った
人並み外れたところでゆっくりお喋りする新セルの少女漫画みたいな空気感好き…
だったのにデュフフフに出てきた偽静雄が今度は偽セルティになって喧嘩売ってくる
なんでこいつ再登場させるんだよ!愉快だけど!
なんてことになりつつもまた少女漫画みたいな新セルで終わり。
締めの文章のポエミーな感じ好き。
総括すると、これ読んでて全体的に本編終盤より読みやすくて面白いなぁと思いました
私元々電撃でデュラ以外に読んだことあるのキノだけという程度には短編連作読みやすくて好きだからかな…
なのでついでに言うと狩沢遊馬崎の会話に混ざる電撃ネタはキノしか分からなくて、基本ドタチンみたく「こいつらまた漫画アニメの話してるよ」と思ってスルーしてます
というか純粋にこれに収録されてる番外みたいに特定モチーフ使って短くしたほうがまとまってて面白い気がする
これには収録されてないけどダースコラボの話も良かったな
読んでて萌えとダース欲しさに襲われるあの感じ好き…
なんというか区切りらしい区切りがない本編後半はキャラ増えまくるわキャラ同士の関係がこんがらがっていくわでとっちらかってた印象…
キャラ萌えに任せて読んだけども
2014-8-27 22:20