今更だけどそろそろ喝采とコラボ本発売するのでその前に書いておこうかと。
台風で引きこもるしかないし…


表紙やら章扉の杏里ちゃんが美人でとても好き。
ざっくり言うと、園原堂の泥棒騒ぎからなんやかんやで従業員ゲットという平和的なオチで良かった。
杏里ちゃんはそっと幸せにお店やってて欲しい…(前も似たようなこと言った)
でも実際なんか事件起きても今回みたく杏里本人や赤林さんやセルティがどうにかするんだろう、なら大丈夫だろうってのも感じた。

とにかく、久しぶりにがっつり登場した杏里ちゃんが古物商によく似合う綺麗なお姉さんに成長してるのすごく良かった。
倉庫内の管理甘くないかというツッコミが思い浮かばないこともなかったが、色々考慮するとどうしようもない部分ありそうだなぁと。
壮絶な家庭環境踏まえると親も正確には管理してなかった可能性あるし、目録作りは楽な作業じゃないから古い商品が手付かずなのも仕方ないね…
そして鯨木さんの密かなお節介などの諸々を考えるとむしろ目録なくて良かったのではないかと思わなくもない。
しかも3巻で名前だけちらっと出た蛮軟陣、そのうちこっそり本編に出るんじゃないかと考えてたら本当に出てきた。
それと、赤林さんは相変わらずカッコイイし、杏里ちゃんのこと大事に思ってるんだなってのが言動の端々から滲み出てるのとても良かった。

いつも通り八尋たちは可愛かった。
姫香が久音に「好感度は街を歩いてる人達と同じ」と優しいのか冷たいのかわからない評価してたのツボった。
それと「もうお前ら付き合っちまえよ!」「付き合えるの?」「ごめんなさい」「そうだよね。せっかちだなあ」の流れのコントっぷり。
園原堂の倉庫片付けたお礼貰う際の選択基準に個性出てるのいいね。
寄木細工から出てきたSDカードの男子高校生の夢(婉曲表現)見た際のブルスクの反応が男子高校生そのもので微笑ましい。
青葉が全く興味持ってないの逆に面白いけど、年頃な割に色事に興味ない人たまにいるよねと思った。
そう言えば1巻感想でも書いたけど、SHの来良三人組は帝人達とかの対比で作ったと考えてるので、姫香が沙樹に似てるという杏里の意見は目からウロコ。

いつぞやの蛇飼ってた女の子が再登場したのは思いもよらなかった。
淡雪ちゃんというのか…見た目も名前も可愛いし予想以上にすごい金持ちだった。
アニメであのへん無駄に壮大な演出してたの半分ネタ感覚で観てたけど、そういう理由でくるのか、と。
時期的に作者がアニメに感化されたんだろうかと思った。
他にもアニメでビジュアルついたキャラの外見に言及してる一節があったし。
この調子でそのうち六条を再登場させて欲しいなぁ。
以前アニメ感想でも書いたけど、アニメ観ててもっとみたいキャラになったので。
SHでは埼玉の存在感強まってるからどうにか…

夏瓦に話戻すと、金持ち度合いの比較でさらっとオツベルの喜佐や夕焼けの阿多村の名前出てきて、阿多村はともかく喜佐さんの名前出て嬉しい。
オツベルは面白かったから続き読んでみたいと未だに思っている。
夏瓦のおっさんが全てにおいて「あ、こいつ森厳の友人だ」と思わせる言動してるの面白い。
特に「だいたいこいつのせい」感がものすごく被る。それにしても白夜丸ってすごい名前…
ジャミはかなり特殊な生い立ちしてる割に明るくあっけらかんとしてるの、なんというか見てて気持ちいい。
塀の上歩いたり壁走ったりくるくる踊ったり、動きがいちいち可愛い。
静雄とトムさんにはサーカスの勧誘と勘違いされてたが、そう思われてもしょうがない軽業師みたいな動き多かった。
そのときの見に行って即撤退の流れ面白かった。
戦闘狂っぽいから静雄に怯えて八尋を気に入ったのだろうか。
静雄は喧嘩好きじゃないし、本気攻撃マトモに食らったら終わりみたいなものだからな。
六条の場合5発KOだったからいつも一撃必殺とは限らないだろうが、楽しんで戦う相手としては相性悪いだろう。
夏瓦の長男坊はろくでもなかったけど、あれで嫌われてる様子がないあたり、あの家長男以外いい人なのかなぁ。

夏瓦と敵対してる外国グループさん、セルティ杏里静雄と強い相手にばかりちょっかい出してご愁傷様です。
初登場時のヴァローナとスローンを思い出した。
だが今回はわざわざ渡草キレさせて葛原さんも引っ張り出してるからなお酷いことに…
セルティのことをナツガワラの科学技術だと思いこんでるの愉快すぎた。
科学でセルティの影と同様の物質生み出せたら壮大なSF作品かなんかが一本出来上がりそう(超適当)


あとは追記。