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ベッドの上から飛んでいく

時間

チクタクチクタクと、まるで時計を飲み込んだワニに追い掛けられているような日々を送っています。この街での生活のリズムを見付け、慣れるには、もうしばらく時間が掛かりそうですね。


近頃、桜の花びらがヒラヒラと舞って、淡い桃色の絨毯のような道を自転車で通ります。そよ風にですら、容易く木から離れてゆく桜の花びらの姿は、いつかの優しい別れのようで迚美しいです。


沢山の出逢いと別れが、容赦なく降りかかる忙しない日々に、イヤホンで耳を塞ぐ日もあるけれど、そうして明日も生きることを受け入れてゆくのですね。




更ける夜に、優しいハーブティーを淹れて観たい作品。わたしもネバーランドに行きたいです。いつか行くときには、お気に入りのチョコレートとクッキーを持って行くのです。ネバーランドで待つ人と半分個するために。


いつの間にか息を切らしていることに気付くことがあるのだけれど、知らない内に誰かや何かの歩幅に合わせていたのかもしれませんね。

小さな歩道で、すいすいと追い越してゆく人々の流れの中で立ち止まる。立ち止まるわたしに真っ赤な舌を出しているようで、少しだけ空を仰ぐのです。そうしたら、きっと明日も歩いて行けるのでしょう。

ピーターパンのように大人にはならないことを拒否することは出来ないけれど、右から二番目の星を忘れずに明日も明後日も過ごしましょう。
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