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流れた雲に乗り流れる時間

最近は何かと投げ出してみては、ぼんやりと過ごす日々が多いです。そんな毎日にきちんと哀しみに滲む夜も、憂鬱な昼間も、目眩のしそうな明日に目を瞑ることも織り込まれています。


ふと思ったこと

大切な人と何度も週末を過ごしたのだけれど、いつかの週末に感じた漠然とした気持ちがそれ以来わたしにずっと寄り添っていて、それが確信という形ある物に変わっていく様子を強烈に突き付ける出来事がありました。

それは水面下に沈んでいたものが、すうっと水面に浮かび上がるように、わたしの心に浮き上がってきたのでした。


貴方との関係に未来はないのだと、貴方との関係がこのままではいられないのだと、ただただ浮かび上がるように静かにわたしの心に浮き上がってきたのです。

こんなにも大切でかけがえのない人の元を、わたしが貴方と同じ方向を見つめることが出来ないばかりに、わたしは自分の心許ない足取りで立ち去らなければいけないのだと思うと、あらゆる言葉を飲み込むことしか出来ません。

ずっと側にいて欲しいと願って止まなかったのは、恐らくわたしの方であったはずなのに、立ち去るのはわたしなのだから、皮肉なものですね。

自分の為に、貴方の為に、そう言うつもりは更々ないけれど。正誤は頭で考えて、善悪は心で感じるものでしょう。貴方とわたしの関係にこの決意や別れが必要とあらば、わたしはそうすることにしましょう。

それから、形式ばったさよならは言わずにそっと立ち去ることにします。それに気付いている貴方は少しずつ変わっていくでしょう。貴方の未来に貴方の望む未来が訪れるよう。幸福と平穏が寄り添うことを心から祈っています。


わたしはこれから大切な人の居ない日々を、貴方の居ない日々を、強く優しく美しく、凛として生きていく。

そう、あの日この左耳に開けたピアスに誓ったの。

森の奥にある秘密の花園で

いつの間にか、一年の十二分の六に入っていたのですね。つい三ヶ月前に高校を卒業したと言うのに、まるでそれが一年も、二年も前の出来事のように思うのです。この感覚に時折、愕然とし同時に恐怖さえ覚えます。


近頃は天候が不安定ですね。昨日までカラカラに暑いと思えば、目を覚ますと窓の外では、道行く人が傘を咲かせているので、朝の予定がコロコロと変わります。

いつだったか、余裕を持って身支度を済まし、自転車で学校へ行こうとしたら、ポツリポツリと雨が降りだし、一限に間に合わないことに気付き学校へ行かなかったことがありました。

自転車で登校出来ない時は基本的にてくてくと歩いて登校するのだけれど、一時間以上掛かるので、そんな日は間に合わなくなるのです。これから雨が降りだしそうな日は、始めから歩いて時間を考えようと思います。


睡眠時間

六月のある雨の日のこと。一日と半分、まるでぎゅうぎゅうに詰まったごみ袋をポイッと放り投げるように、予定を放り投げ、ベッドに溶けたように眠り続けた日がありました。

その日の朝は目が覚めても起き上がれず、外を見れば雨が降り、時計を見れば間に合うか間に合わないかそんな時間を針が指し示し、うつらうつらと考えていたらいつの間にか眠りに落ちていたのです。目が覚めると時計の針は丁度正午に差し掛かるところだったので驚きつつも、気怠さと共に眠り続けていたら、辺りが暗くなっていたのです。

泉から湧き出るような哀しみや虚しさが日常を浸すから、もういっそのことその中へ沈んでしまえば良いとさえ思う。考えないことにも、感じないことにも、疲れてしまう日はそっと浮かび上がるのです。またすいすいと泳いでいけるように。


それではまた。
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