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覆面作家企画8 Eブロック感想

E01 銀の御手のサジタリウス
無音の物語。ずっと押し殺したような沈黙が傍にある。語る声も、草の揺れる音も、鏃の飛ぶ音も、一角獣が倒れた時の音さえも、この世界を壊さないようにと抑えているような。でもプロメが現れると音が活き活きとする。サジを通した世界の形。だからプロメの声や姿はいつも暖かい。

E02 五月の庭、蕾の君は目を閉じたまま
おっと今度は緑の手だ。薔薇の庭を手入れするこうちゃん。「内緒」という言い方にそこはかとなく漂うエロスだわ〜よいわ〜このじわっとくる感じ。薔薇の存在感と、五月の暑さと麦茶と氷と、と舞台の道具が妙に艶めかしい。「僕」はどうなのだろう。どこまで続くかわからない二人だけの楽園に、最後吹き込む五月の風がとてもさわやかでした。

E03 機械細工職人と機械義手
冷たい手が紡ぐ奇蹟のような細工。は〜説明を読んでいるだけでも実際に見てみたくなる。教室通いたい。雑然とした工房の細かな様子や、クリフォードの目を細めて笑う姿など彩りに事欠かない。素敵。加齢臭とか細かいなあ(笑)ライザと共に冷たい手を追いかけて、そして最後にストン、と落とされてしまう瞬間があってめっちゃびっくりしました…でも余韻は不思議と暖か。これがライザの眼差しなのかなとか。

E04 飲み干す残滓
おーおお、びっくりした。どきどきしたー!冒頭のモノローグは孝之のものかな。二人の時と親がいる時とで呼び方が変わるとあるけど、食卓で「咲希」と呼んでいるのは孝之だよな…ということはこの時点でもう覚悟を決めていたりしたんだろうか。お父さんだったらすみません。残滓は家族の形、それを飲み干して手に残るものは何だろう。

E05 キズアト
漢字にカタカナのルビ振り。よいSFの匂いがするぞ→最後まで読みました→よいミリタリーと恋愛の匂いもする…すげえ贅沢セット。恋愛や男女の繋がりが規制された未来、そこで発禁図書として扱われる名作の数々を見ているとニュー・シネマ・パラダイスを思い出して涙が…きっと映画も音楽も熱や色を失った世界なんだろうなあ。その中でクレアが人らしさを取り戻し、彼女の名前の本当の文字が明らかになっていくと彼女自身の本能も明らかになっていくような。自力でこじ開けていくクレアつよい。

E06 幕張でバーチャルアイドルミゾレと握手
好きなものを追いかけるのに年齢は関係ないよね…立ちっぱなし、腕ふりっぱなし、声だしっぱなしで最終的には満身創痍、その後の回復に時間がかかるところに年齢を感じるけどさ…澤良木さんの「年甲斐もない」という呟きは「それでも好き」な熱を感じる。ハプニングに対して澤良木さんと一緒に動転したり、思いがけない同士を見つけて喜んだり、冷や汗を流したり。握手した手の冷たさは喜んでいいものと思いたい。

E07 楽園の手
は〜〜……いい読後感。いい落としっぷり。いい残酷さ。手が妙に官能的。それを食べるという行為もどこか背徳的。だけど手の描写は美味しそうなんですよね。最初、仏手柑で想像していたんですがそれではこの話の「手」には物足りない。それこそ人の手のような…と思っていたらの、楽園の姿。「僕」がどうしてこの楽園で過ごすことができているのか、が紐解かれてぞっとする。最後、ぷつっと手を収穫する音で楽園の姿が消える、そんな気持ちで読了しました。ファーストインプレッションでここに投票されていてありがたや。

E08 それは手記にも似た
そういう…そういうあれかー…ああ。不定形な「私」の語りが続いていく。動物なのか、植物なのか、あるいは生き物ですらないのか。触れる「何か」の形がわかった瞬間、ぱっと風景が開いていくようでした。だけどそれはどこか霞がかっている。こんなにも沢山の記憶と感情とを込めて綴られたのは「手記にも似た」もので、想いの塊で、そしてそれを綴る「私」の姿は…と読み終えて最初の呟きに戻る。そういうあれかー…同じような形で繋がっていると思っていたらそうじゃなかった時の断絶感。でも彼女にとっては確かな繋がりだったんだよな。

E09 夜の谷で
\(^o^)/
ファースト推理でも最終推理でもほぼ色んな人が書いてそうな塩梅でお名前入っているのに驚いた。

E10 夢の異世界ダンジョンへGO!
最後にwwwこれwww手がそうくるかと爆笑。いいね、下心を山積みにして入り込んだ夢の世界。そこでの姿がもうw描写が「スケート界の皇帝似」で体は洋風棺桶姿とかなので、今度からあの方の顔を見る度に棺桶もセットで思い出しそうです。ついでにすね毛触手も思い出しそうでもうまともに見られない。そして最後にたたみかけるようにやってくるうりんこ(両前足は人の手)はもはやプレイヤーの姿ではないのではというこちらの思いは余所に猪王へと突進していくので、第二話お待ちしております。


Eブロック、地を這うようなテンションの話が続くなあと思ったら最後に天元突破でぶち抜いていった。振り分けの妙ですね。しかもここまで物語の構成が似たものが揃うんだなあ。

覆面作家企画8 Dブロック感想

D01 秘密が見える目の彼女
最初は薄いパステルカラーですっと物語の幕が引かれるような感覚でしたが、メグミちゃんと中居くんの登場で一気に話に弾みがついて読み進めてしまう。二人の「めぐみ」と中居くんの会話や態度の差がもう年頃の子らしくて微笑ましかったです。探偵面白そう(笑)

D02 神の庭
しっとり、どっしりと、こう絨毯を広げるようにして世界観と物語が広がっていく。その上で語られるリュミエレとディノの絶妙な距離感の良さよ…そしてそこに何かしらの秘密も潜んでいそうで、ナイスファンタジー…(親指を立てて溶鉱炉に沈みながら)

D03 couturiere
息を詰めるような、しんと静かな空間が夜に沈んでいるような。そこで聞こえるのは針と人の動きの音のみ。針に、服に、仕事に、迷信に、かつての自分に、と向き合いながら生まれ変わっていくドレスが綺麗。決意のような指の痛みを忘れないようにと戦う姿がかっこいい。

D04 子どもを助けたら勇者と呼ばれた件について
「俺」目線で淡々と語られるんですが、どこか色をなくしたような、それこそが彼にとって平凡な日常だったってことでしょうか。二人旅をしていくうちに彼の目にも、聖女様の表情にも色がついてきて、最後には色彩に溢れた世界で「二人」が出会うように見えました。

D05 夢を視ないという夢
これ読み手は自分のおばあちゃんを思い出してしまうのではないでしょうか。私は思い出してちょっと涙した。半ばのホラー展開で心臓がキュッとなりましたが、おばあちゃんの存在が偉大すぎて。皺だらけの暖かい手が今も守ってくれているんだなあ。好き。

D06 ヴォストーク・デイ
ああ、これいいな。緩やかに滅んでいく。爆発的な環境の変化に抗いきれない。非常事態の中にあっても日常の延長のように見えてしまう緩やかな言葉で語られるから、ペンギンのくだりは胸が塞ぐような感じがしながらもホッとしている。ちょっと映画を思い出しました。

D07 オズ─知識の光をもたらした魔女─
こちらは滅びに向かって猛進していくような勢い。過ぎたものを手にした人は、どうなるのか。オズの魔法使いのオズ王国かなあ…魔女はオズに該当するのだろうか。願わくば、と希望をもって今度こそ、と祈りを込めて渡したものを。

D08 嗚呼 美しき兄妹愛哉
冬哉さんも怖いが存外克巳さんも怖いのでは。しれっと出来てしまう気遣い、冷静な判断力。さすがおっさn…お兄さん。短い話の中で兄妹と克巳さん、その仕事とこれ一本読むだけで魅力が全部伝わってくる。言葉選びや動きが上手いんだろうなあ…羨ましいなあ…

D09 てとてとて
最初、テトちゃんの視線の高さをどこへ持って行こうか考えながら、合間合間に出てくる言葉でその位置が調整されて、明らかになっていくテトちゃん。絵本のようにふんわりと優しくちょっと切ない。リュックを抱いているテトちゃんがめっちゃかわいいんですよこれがまた。

D10 吾輩はルンタくんである
自称が「吾輩」なところから、ヘルプミー!なところも効果音も意気揚揚と出陣してオーナーのために奮闘するところもやたら畏まった話し方もどこもかしこもかわいい。はーかわいい…ルンタくんの声が松重豊さんの声で再生される…かわいい…

覆面作家企画8 Cブロック感想

C01 その手が隠したものは
人の動き、現場の動き、世の中の動きと動いていくものの大きさが変わっても、その躍動感が消えない。冒頭のイタタタタ場面はいいイタさでした…そこで題名を見て、なるほどーと思いながら読了してなるほど!と合点合点。すかっと面白かったです。

C02 月下鴨川、モノノケ踊りて、絵師が狩る。
猫かわいい…もう目の前で踊ってる。ああかわいい。彼岸と此岸、真と贋、理解者と敵対者と様々な対比で魅せてくれる京の一画。涼やかに淡々と進められていく仕事の一挙一動が綺麗。水羊羹や南部鉄器の風鈴など小道具に粋を感じる中で飛び出る圧力釜が好き。

C03 死の手招き
年配の人の話し方そのものだ、と思いました。伝えたいことに辿り着くまでに色々な話や脱線を経る語り口。でもその脱線した先にも、その人の真意や思い出が潜んでいることがあるんだよなあと。手招きが恐怖から…と変化していくのが哀しい。

C04 なにも宿らない
…そんなことないってー!!リスト弾けるなんて凄いじゃないか。心動かす演奏というのは技術だけでなくそれを奏でる人を通して人は音楽を聞く、とも聞くけれど。「私」にとってピアノは呪縛なのだろうか。であればそれを壊しうる手は彼女なのだろうか。

C05 鏡の中にいて私の中にいなくてあなたの中にいるもの
軽快に弾むようにやってくるホラー。学友としては、のくだりも面白かったし、非日常を閉じ込めるものにどのご家庭にもあります魔法瓶が登場したことで現実と地続きのような感覚に。考えるアシの部分は、はーなるほどと目から鱗。

C06 憎たらしい愛にさよなら
さだまさしの関白宣言が流れてくる…でもマイルドになってる感…と思っていたら。家のそこここに感じる、もういない人のかつての痕跡。カーディガン、味噌汁、縁側、と追えば追うほどに溢れてくるもの。溢れだしたものをそっと包み込める手であるように。

C07 迷い子の手
こういう関係なさそうで最後にはちゃんと繋がってる系の話好き…。音に関わる描写が読んでいて心に染みつくように綺麗。熱をもって、とか、夏のにおいを、とか。それだけで色んなものを含んで感じ取れる。手によって繋がる人たちのその後が気になる。

C08 ナインティーン・イレブン
コルトってなるほど。そのコルトか。翻訳風のかっとばすような言葉の応酬がかっこいい。啖呵を切るってこういう風にするのかあ。コルトの重さ、冷たさを知っている手が誰かの手を取ることができるのなら、と光の見える終わり方に嬉しくなる。

C09 プディヤの祈りは銀の蝶になって
この文字数の中で村の仕組みや風習を凝縮して伝えられて、読み終えた後にものすごい満足感。<糸の姉妹>とか刺繍の文化だとか好き。生活の傍らにある一つの物語。プディヤの迷いと優しさがちょっと大人びて見えて、それがまたかわいいです。

C10 奇病と難病
病院のベッドから、ゲームの世界で遊ぶ。現実の自分と乖離したはずの所に、不意に差し込まれる現実。驚きと好奇心と自己嫌悪とでいっぱいになりながら、それでも進んでいった「ボク」。「彼」の言葉は毒のように薬のように、優しいと思いました。

C11 トゥルーエンド
あ〜これも話の構成が面白い。トゥルーエンドってなるほど、そういうことですね。彼女がいるからこその物語。持っている力が話の道筋まで作っちゃうのか。すごい。数多の道が数多の未来になって彼女に教えてくれる。その結果取る道の強さがとても綺麗。

覆面作家企画8 Bブロック感想

B01 ──ス・ガ・ル・テ
夜に読んじゃだめなやつですね!!夕方に読みました太陽が味方。一人称と少し古風な表現が混じって、日記と本を同時に読んでいるような面白さ。描写が具体的で、心に迫る怖さと肉体に迫る怖さの両方でやってくる。物語の環境光が仄暗いなあ…

B02 フーガには二つ星を連ねて
フーガというと一つの主題を模倣して追いかけていくあれでしょうか。この主題はマアグの娘とフレイじゃろか…古色然とした色合いの少しダークな物語。追いかけていく物語の音が段々と変わり、最後に鳴る音は角笛の音なのかなあとか。

B03 ジャクリーンの腕
出てくる皆さんが皆かっこいい…くて眩しくて。ピアノノートではないですが、受け取る側によって変わる。音楽も人も機械も。その差を越えて立つ足の強さ。クリフと一緒に眩しく目を細めてしまいそう。あとピアノ聞きたい。

B04 マリー・アントワネットの手を取って
は〜このたたみかけるような女の子の調子がいいなあ。立て板に水どころじゃない。激動の時代の中で激流の如く語られる旅。「手を取って」という動作がどちらの時代のマリーにとっても、魔法のような時間を与えてくれたのかな。

B05 赤い手白い手
ニンゲンコワイ。いやもうBスタートが怖かったので題名見てびくびくしてたんです。でも読み始めたら止まらなくて、赤い手って!白い手…って、え!?ってなって最初の独白に戻ります。視点の違いによる物語の妙。構成すごい、面白かったです。人間怖いので海に帰りたい。

B06 手児奈物語
たおやかに、ゆったりと波打つような言葉と物語。春だわ…と言葉の端々から伝わる人々の温かさ。人情ではなく、何だろう。物語の中の人々のやり取りを見ているだけでほっこりする。この人たちの生活をもう少し見ていたい、と思いました。読者ではなくモブとして参加したい。

B07 イハンスにやらせろ
朴訥とした雰囲気の話の運びや人々も好きなんだけど、職業に関する掘り下げがすごい。パンにガラスに狩人に…その仕事で生きている人たちの動きや言葉が交わされることで話が進んでいく。イハンスにやらせろ、その言葉の示すところで嬉しくなる。

B08 花咲と白い犬
忠犬(笑)読了して、冒頭を読み返して納得。犬の尻尾は正直だよね…。それにしてもついぞしばらく触れていない少女小説に触れたような潤いをいただきました。咲良の適切なツッコミも楽しい。初給料の使い道がいったいどうなったのかが楽しみです。

B09 手の行く方へ
あ〜ハンド好き…あの音楽が薄く流れてきますね…それはさて置き、冒頭の問いかけにすわこれもホラーか!?と身構えましたが良かった、ちょっと不思議な話。描写などが的確でほどよくて自販機のくだりが好きです。その辺をスキップしている手を想像するとかわいい。

B10 ローマでも長安でも洛陽でもない、ある都の休日
始めは歴史物かなと思っていたんですが、次第に明かされる舞台と舞台が絡み合って、はー好き。忙しくもゆるやかに流れる時間。そして長大すぎる時間を越えて触れ合う手の、しかしなんと遠いこと。でもこの夜の風はなんとなく暖かく感じる。冷たくはない。


B11 手さぐりカデンツァ
変わり者の窓野くんとくらもっちゃん、どことなく「独り」を匂わせる二人。多人数の中にあっても。自分勝手に、即興のように奏でられる窓野くんの言動に、手さぐりで挑むくらもっちゃんの姿が見えそう。彼女のカデンツァはここからでしょうか。かわいい。

覆面作家企画8 Aブロック感想

ツイッターで呟いたもののまとめになります。

A01 糸子教授の人生リセット研究所
始めは写真やビビットカラーで切り貼りしたような強烈な印象の世界観だったんですが、段々とそこへ肉がついて風も吹いて、どんどん光が増してきたなあと思ったのが山口さんの魂胆がわかってからw読んで終わって、じっと手を見る。

A02 アフロディーテーの手
文章が波打つように滑らかだなあ。女性の語り口のよう。二人の会話がキャッチボールのようにテンポがよく、そのぽんぽんと投げていたボールを拾う相手がいなくなって、そして最後には…と言葉の使い方がとても面白かったです。

A03 導かれた先は
お兄ちゃんの得意げな顔が浮かぶよ〜口をとがらせる妹が目に浮かぶよ〜かわいい。類推、推理、とおっ?と思う言葉が次々と。読みながらこの覆面企画を振り返る。情景が丁寧で想像しやすい分、その中に入り込んだ「おじさん」がとても気になりました。

A04 地面に手が生えていた
これまたど直球なwすごいw夜の十一時を回った頃に地面で蠢く手を見ても、平静でいられる自信はないわ…手のインパクトに驚いてお〜となっていたら明かされる手の真実とは。「平静ではいられない」だからこそのお話かなあと思ってまた面白くなりました。

A05 現代人外住宅事情
夜中に読むと心臓がぞぞぞとする。怖い。たたみかけるような怪現象の数々。ひい。これホラーだな、あ〜怖いけど最後どうなるのか知りたいから読む〜で読み進めてなるほどと膝を打ちました。でも打ちかけて全く別の所を打ったような感じ。怖い。

A06 魔女と秘密の88手
「僕」のこのちょっと鼻につくような賢さ、背筋をピンとするような大人風がいい。そうやって構えて見ていた世界を開いたのが魔女なのかなあ。お子と魔女の物語かあ、と読んでいたらもっと尊い間柄になりそうで、更にその先もあるようなので残り八つの手を知りたい。

A07 最果ての巫女
表現が詩的で文字だけでも相当に綺麗な描写。織物のような感じ。多種多様の糸と細工を織り込んで出来上がる、姫と孤城と妖魔の物語。読み終わると夜の気配や、そこに流れる幻想の時間がしっかり自分の中に残っているのがわかる。しみじみ綺麗。

A08 巡り巡って
は〜ナツキちゃんかわいい。遠慮しながら親しみを寄せる、ちょっと大人びてしまった部分をユウさんと一緒に過ごしたことで解かしていけたらいいなあ。語られる周りのことは決して楽しいことばかりではないけれど、その語り口でふっと風船をつけたように軽くなる瞬間がある。

A09 手を貸した話
ちょっとね、途中までね、ビクビクしながら読みましたよね…。独特の形をした指とか夢とか、目の前で語られるような気持ちで聞いていました。そして一瞬、気を抜いた隙に不意打ちをくらうような怖さ。そういえばこういう呪物なかったっけと思いました…。

A10 ハンスと五本指の魔法
古い絵本、それも彩色豊かで本そのものにも魔法がかかっていそうな、そんな絵本を読んでいるような気持ちでした。和む。最後何か落とし穴があるんじゃないかとびくついていたので、良かった!本当に!と諸手を挙げて喜びました。白鹿の根性も最高。

A11 黄昏時にその店は開く
食後に読んでいますが明良ちゃんの作るご飯がおいしそうで。そして店に流れる時間のあたたかさ。ご飯でお腹だけでなく、気持ちまで温まりそう。明良ちゃんのご飯が好きなお客さんも一緒に作っていく店だと思いました。荒んだ心にしみる。
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