明日から小屋入りです。

正直今回、中頃まで自分のことが嫌いになるほど本気が出せてなかった上に4月体調崩しまくって、もうこれ終わったら芝居やめるべきなんじゃないかとか色々考えた。意味がわからないしんどさだった。ぜんぶ意味がわからなかった。なんで芝居なのに真剣に向き合えないのか稽古が長く感じるのか、もう、全っ然意味わかんなくて大パニックだった。

で、今でもよくわからないままなんだけど、ある日同期ふたりと稽古帰りに話し込んだら、やっぱりよくわからないんだけど普段通り役と向き合って舞台作っていく気持ちになれた。
なれたはいいけど役がなかなか降りてこなくて繋がらなくて、これはもしかしたら、私はこの人に会えないまま上っ面だけで台詞を言って舞台が終わっちゃうんじゃないかってめちゃくちゃ焦った。怖かった。

主役が突如やり方を変えたことで、あ、じゃあ私はもしかしてこうなのかも。って思ったのが昨日の稽古。今までの考えを壊したのが昨夜。やっと全てが繋がったのが今朝方。ヒロインとのシーンを実際稽古して感覚を掴んだのが1限。主役の感情の吐き方に合わせてアクトを含め全てを変えたのが2限。アクトを練習しまくった昼限、からの最後の通し。
あとちょっと。ほんのちょっとで、私は彼女になれる。
よかった。きっと間に合う。ちゃんと自分の心臓から、この人の言葉を吐ける。後悔しない。間に合え。間に合わせろ。

くそ。やっぱり芝居が好きだ。好きだった。だめだこりゃ。明日からが楽しみすぎて、なのに6月の舞台も楽しみすぎて、仕方ない。