明日から本番です。
そんな中、急性喉頭炎になって薬飲みまくって声を保ってます。解熱より発声を優先したので微熱は引きませんが、声が出ない以上の恐怖はありません。
ついさっき、やっと、最後のピースを掴んだ。
きっと私は彼女と彼女になれる。行ける。
私のバックボーンはお客に見せるものでもないし、まったく理解を求めていない言ってしまえば裏設定なんだけど、私がそれを掴みきれてなければ台詞が言葉にならない。私の心臓から吐いた言葉にはならない。
板の上で、私の身体で、私じゃない誰かの人生を背負ってその人の言葉を紡ぐのが好き。そのことに一生捧げてもいいくらいに。
上手くなりたい。誰かに評価されるためじゃない、私がその誰かに数ミリでも近付くために。私に役を与えてくれた演出の意志を少しでもお客に届ける手段を得るために。
今回と六月の作演は同じで、同期なんだけど。私が最も尊敬し信頼する演出です。
この人が脚本に乗せたことを表現しきりたい。私に役を与えてくれた意味に答えたい。失望されたくない。
芝居したい。ずっとしてたい。満足なんてずっとしない。まだまだだもの。もっと行けるもの。
私はしあわせだよ。手に入れたいものがある。ずっとずっと先、陽炎の向こうや海の底にあるもの、遠くに光る星よりずっと遠い場所にあるものが欲しい。
完全に本番前の夜中のテンションだからきっと明日恥ずかしくなるけど、残しとく。
そう思ってる私がここに居たって、忘れないために。