明日から本番です。
2011-9-7 09:21
君は君を勝ち取るんだ。
このまま幕が開いたら自分のこと一生許せない、という状態でしたが。つい一週間くらい前、今回の演出補であり六月の主宰が帰ってきました。
通し終わって目が合うなり、中指立てられて「ふざけんなおいちょっと来いや」と呼び立てられ、「全然演出付けてもらえてないでしょ」「明咲どうしたとしか言いようがない」から始まり自分の精神状態も稽古場の現状もズバズバ当てられた。同時に今まで居なくて本当にごめん、明咲は俺が演出付けるから安心しなさい、ここふたりなら一週間あれば余裕で間に合うでしょ?となり、次の日だけで全ての出番を付けてもらった。演出公認で、もちろん演出のやりたいことに背かない形で。
それまでが嘘みたいに、いつも通りの感覚で役の子になれるようになった。昨日のゲネで、私はこの人になれる、間に合う、と確信できた。
間に合う。このまま全速力で走れば絶対間に合う。そう思えるようになった。
全体としても、正直板に乗せられるような代物じゃない、今回は自分の中で宣伝を許せないと思っていたけれど。昨日のゲネで、あ、宣伝しよう、と思えた。作演とこの子たちのキラキラした世界観を観てもらいたいな、って。
小屋入り終わった途端に不甲斐なさ情けなさ苛立ち悔しさでダメになる予感しかしないけど、今は。今は走っていけると強く思える。私はこのまま役の子に近付いていけるし、舞台そのものももっとキラキラしていける。
今は、強く前に進める。
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