銀行のキャッシュコーナーで現金を取り忘れるという大失態を演じた私
まだ現金を盗んだ人は捕まらず
とりあえず金欠は急場をしのいで慎ましい生活を送っていたが
私のクルマが寒い日もあり、バッテリーあがり
何度かケーブルを使って始動していたが
連日のバッテリーあがりに遂に観念
新しいバッテリーを購入
ミニバンタイプは少し大きめのバッテリー
ホームセンターでも1.5万円
少しでも安くあげたいと思い
クルマを買った整備工場に相談
「税込、工賃込みでで1.4万円になります」
ま、仕方ないな
私はクルマを走らせ、整備工場へ
運転中、フロントガラスのステッカーの「３」という数字が目に入る
わお！
来月、車検だよ〜
〜金欠生活は続く〜
参考の為に方言の‘せしかう’を検索したら
忙しく働き回る事、とあった
私の見解としては、単に忙しく働き回る事ではなく
‘せしかう’は
自宅でお客さんを迎えた時など、おもてなしをする行為にのみ使われる
‘なんの’、は
‘何の’、ではない
かといって
‘なんのなんの’の、‘なんの’
とも微妙に異なる
‘なんの’、は
純粋に、‘違う’、の意味
会話の中で相手の話を聞いた上で否定する場合のみ使われる
「あの娘は独身？」
「なんの(違う)」
というふうに使われる
「ただいま。ユキ」
好きなものを食べさせてあげて下さい。ただし、塩分のあるものはダメです
「帰って来たよ」
薬も食事もほとんど受け付けなくなったユキ
「ユキちゃん」
病院の先生が言ってた
「ユキ？」
この五日のうちに食欲が戻るかどうかが重要です
「おぉい、、」
今朝は一口も食べなかった
「ご飯だよ」
ご飯もチーズも顔を背けた
「ユキぃ」
そうだ
「、、、、」
今日はバナナでも買って行くか。これはいいかも
「バナナだよ」
食べてくれよな
「バナナ、、」
少しでも
「ユキ」
子供たちには
「寝てるのかな？」
覚悟はしておくように
「ユキ」
伝えた
「ユキ！」
家に帰ると
「ユ、キ、、」
ユキ。11才。雌。コーギーとテリアのミックス。商店街の段ボール箱にいた。「私、クリスマスプレゼントはこれがいい」長女が中学の時だった。雪が降ってたから、名前を‘ユキ’にした。
〜さよならユキ〜
