「違うて、きゃんして、きゃんして、きゃん、きゃんたい」


私は元々、客観的に物事をみる癖があった


「きゃん、きゃん、きゃん、」


方言に興味を持ったのは高校生の頃


「しゃん、しゃん、」


体育祭の応援の振り付けは、記憶だけを頼りに上級生から下級生へ伝授


「違う違う、こうして、こうして、こう、こう、分かる?」


これが方言になると


「きゃん、きゃん、きゃん」


となるのである


「キャン、キャン、」と、声だけ聞いているとまるで犬の鳴き声みたいで面白かった


田舎の私が方言に興味を持ったきっかけだ


‘キャン’、は、‘こう’


‘しゃん’、は、‘そう’


また、


‘ギャン’、というのもある


‘キャン’、も、‘ギャン’、も同じ意味である