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滑り台から転がした遊び心

橙色のランプの灯りが、その空間に存在する物体の輪郭をぼんやりとさせる、そんな時間が癒しの時間なのです。

好きな物に囲まれている、包まれている、そう実感して過ごせる空間は、真っ白な砂糖をたっぷりと溶かしたココアが、喉を温めて通ると同じぐらい、好きな瞬間です。そう思うあまりに切り取ってしまいたいと思っています。


ベッドに首まですっぽりと入り、うとうとしながら瞬きをするわたしの手を包み込む温かい手、まだ夢うつつなわたしの前髪をさらりと流して、こめかみを撫でる指、頭に触れる顎や額に触れる胸。人のぬくもりを感じながら、呼吸をすることは心地好いですね。最近、初めて知ったことです。


公園

ある風の強い晴れた日、ふわふわと心許ない足取りで出掛けていたら、ふと、近くに公園があると聞いたことを思い出し、公園を探し歩きました。

大きなマンションが側に建ち並ぶ小さな公園。少し寂れたカラフルな遊具、数本の木、人懐っこく気紛れな鳩、古くなった木のベンチ。

髪の毛を悪戯な風に乱されながら、木のベンチで日向ぼっこをしていたのですけれど、気が付けばふっくらとした鳩が集まっていました。残念ながら、食べ物を持ち合わせなかったので、今度はクッキーかビスケットを持って行くことにしましょう。


それでは。
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