写真:親せきと食事へ行ったのですが、そのお店はまるで“不思議の国のアリス”の、穴へ落ちる場面を連想させるような景観だったのです。天井に吊るされた大きなスプーンやフォーク、大きなツリー、古びたトランク、アンティークの椅子。なんて素敵な世界観だったのでしょう!これにはほんとうに興味津々でした。そしてこの写真はその天井の一部の写真です。


満月の次の晩に、なにもかもがあまりにも悲しいから広い窓辺で、大きな花と並んで本を読みふけりました。その晩の月夜の美しさときたら、涙こそためらいもなく、キラキラと光り輝くことなどできません。

月と太陽が、なぜいつまでもあの距離を保っているのか、その理由がわかった気がしました。おたがいがおたがいをいつまでも優しく、温かく見つめられる距離だからなのでしょう。それも感謝の心をともなわせて。


ごくごくありふれた憂うつな、いつかの日に観た映画や読んだ本たち。







映画は、たしか雨の日の午後、なにもかもをほうり出して、くたびれた足どりでレンタルショップに行ったのでした。こんなに複雑で爽快な気持ちは、こんなときばかりな気がしますね。

本は、いつまでも病室で読んでいたものです。おじの若かりし頃、読み漁った本たちをこっそりと大量に拝借しているのです。それはそれは古い本ばかりで、本にはしみができているし、黄ばみ色あせ、長い時間がたったにおいがします。つまりは素敵な本だということ。


最近

そうそう、最近はじめたことがありまして、それは“満月の日には古いものを捨て、新月の日には新しいものを取り入れる”ということです。

どこかで聞いた話ではあるのですが、それぞれとてもよい効果あるみたいですね。わたしはそれをしてみると、夜空を見上げる楽しさがひとしおになるような気もしますし、自然のサイクルで生活するとなんだか気分がよいような気もしました。

気になった方は、ぜひともお試しあれ。


それでは。