公開時に見よう見ようと思って見損ねていたものですが、ようやく見れました。

CM見る限り「トンデモ」映画みたいなもんかなーとか、冒頭まで見てもホラーミステリーだと思っていたらとんでもないですね。一時間半からなる映画ですが、始め一時間くらいは正直つまらんホラミスかと。ジョディ・フォスター演じる母親の切羽詰まった顔と、それ以外の人物たちの温度差を訥々と描いているので、いささか冗長に感じられますが、後半30分の畳み掛けるような展開には恐れ入りました。

それまでの「緩」があったからこそ「急」が引き立てられたのもあったのかなあと。残念なのは種明かしの部分が雑すぎる。色々と。
ただ、ラストをしっかりまとめたので良いかなあと。あのカバンを渡すさりげないシーンも好きです。(娘の存在で何かもう全部まとめて万々歳でいいんじゃね?みたいに結果オーライな雰囲気もしますが)
面白いです。

ジョディ・フォスターの鬼気迫る表情が怖い一方で、航空保安官のはれぼったい瞼には和ませてもらいました。
機長さんがショーン・ペンに似てるんだが、どうだかなあ。

母は強し。これに限る。