思い出しながらの旅日記も切ないなあ…というわけでの旅もいよいよ終わりに。

行こうぜ大山!蒜山高原!道路封鎖だって!?…大山を周回する道路が封鎖中につき通れません。あほかーと少し下の県道を走りつつ大山を遠目に眺めていると、こっちから目指す道に戻れまっせな看板が。ほんとかよ…と疑り半分、地図も見つつ行ったら本当に戻れたはいいが、とにかく寒い。まじ寒い。大山近くの展望台にあった肉まんが神のごとき輝きと温もりでした。パーカーで行く所じゃねーや。
蒜山高原はねえ……思ったより観光化されていて、え、ホテル?え、公園?え、遊園地?な驚きばかりが目白押しでした。多分、一本、山側の道に入ればもっと高原ぽかったのかなあと思いますが…にしてもあんな所に遊園地はないよ。観覧車もないだろ。しかし駐車場の車は多かったから、お客さんはいるようでした。

そこから鳥取砂丘へ。
まー…砂漠。というほど凄まじくもないんですが、砂漠という物の一端を見るような感覚です。よくぞここまで砂が集まりました。
細かい砂に足をとられつつ、砂丘を上る…のもかなりの重労働でした。地面に力を込めようにも、砂だから力が逃げていくんですよね。前をざくざく駆け上がっていく少年たちの足跡を辿って楽して行きました。
丘の上からの眺めは絶景。向こう側は海、横には同じ高さの砂丘が続き、足下の砂は風によって模様がつけられています。こんな場所が日本にあるもんなんだなあ。
しかしながら、ちょいと気になる砂丘の麓の緑地。どうやら真水か雨水がどこからか流れてきているようで、草が繁茂していますが、これがいかんらしい。同じように周囲の木々も面積を増やしてきているらしく、年々、砂丘が狭くなってきているようです。…そんなこともあるもんだ。
太陽が出るとやはり暑い砂丘をてくてく出入り口まで戻ると、かなりの運動量。息を整えていると、何やら目立つ格好のお三方が階段を上ってまいります。
……コスプレ?
いやさすがにここではねーだろ、と思いながら、しかしあれはマギの黄牙の……と悶々としつつ見送りお昼に行きました。
後で色々ネットを見てみたら、やっぱりコスプレだったようです。はーすごいわ。

砂たまごをお土産に買い、宿に入りました。

翌日は一日かけての帰路。
街が近づくにつれてのがっかり感ったらないな…しかし楽しかった。本当に楽しかった!かなり楽しかったです。