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秋の足音

会うはずだった予定をどんどん違うもので埋めていく。

髪は長い方が好きだと言われてたから短く切ってみたかったけどできなかった。

バッサリと切り落とした。
なんだか軽くなっていい感じ。



友達と飲み会。
遅くなっても連絡気にしなくてもういいんだ。



本当は外に出るのが怖かった。
家に来ていたらどうしようって思ったから。

多分大丈夫…だよね?

半分くらいはまだ怖がってる。

大好きなこと

を、我慢していたこと。


長風呂。
ぬるま湯でうとうと寝ることも好きだった。
のんびり入るのが好きだったけど、いつも早くあがって通話しなきゃ!て思ってた。


仕事帰りの寄り道。
マッサージとか買い物とかふらっと行っては見るのが好きだった。
だけど、何かをするたびにLINEを送り、遅かったらなんで遅いのかと来る。そんな毎日だった。


無計画に突然出掛けたりすること。
気まぐれや思いつきで休日とか予定を入れるのが好きだった。もちろんそんなことしたら拗ねるからできなかった。
突然の電話がかかってきたりして、自分の時間を害されるから本当にストレスだった。




こうやって落ち着いて振り替えるとわたしって飼い犬だな。
ペットか人形かそれ以下の扱いな気がした。

所有物ということだったのかな。
やっぱりわたしの人権なんかなかったんだ。

これしたいな…と思っても、怒るやろなぁと思って止めたりするのが癖になってた。

いま思えば馬鹿馬鹿しい。


時間は戻らないけど同じことをされない、しないように生きたい。

こじれてもつれて

電話が鳴り続ける。

拒否しても登録してない番号からでもかかってくる。

唯一の楽しみのゲームもおちおちできず電源を切ってしまった。

一番怖いのは家に押しかけないか。なにかアクションを起こされると本当に怖い。


愛情が憎しみに変わるというのはそうだと思う。

この状況で電話に出て元に戻るわけないのに。。

やればやるほどマイナスなのに、それでも頭より行動が先に出ているんだなぁ・・・。

ますます怖い。



はぁ・・・・・・。

何もしないことが相手にとっての最後の愛情だと母親が言ってくれた。

それを理解してくれるのだろうか。

わからないけどその姿勢は忘れないようにしよう。


時間は戻らないけど勉強になった

本当に別れたという実感はぼちぼちしてきた。

現に、ふらふら寄り道してても連絡なんかしてない。


縛られてた毎日だった。

束縛なんか嫌いなのにどうして頑張ってたのかな…。
頑張れていたのは好きだったから?それとも命令のような洗脳のような…そんな感じ?

過去の日記を読み返したりしても悩んでいたわたし。
わたしはわたしの大切な意見をまた聞いてなかったなぁ…。と思った。

自分の気持ちに正直に。
そんな当たり前なこと、当たり前にできてなかった。


わたしはわたしを生きる。

もっとわたしはわたしを可愛がってあげていいんだ。



そう思う。

泣きそう

もう駄目かもしれない。

わたしが駄目になりそうだ。

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