スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ひっさびさに

復活ゆめ書いたよー短いけど\(^o^)/
『Monophobia』は孤独が恐いってことです。しかしわざわざ雲雀さんで書いたということはやはり書きやすかったんだろうか。分からん。
戯言とかも書きたい!とりあえずサイコロジカル文庫で出たら買ってしまいそうだ。小唄さん愛してる。
サイレンもなー。もうちょい話進めば何か書けるかも…。とりあえず北夢のお話をこちらに移さねば。ばるよなー!

あ、あと改装しました。遅いか。黒背景もたまにはいいですね。新鮮だ!
それから此処で言うのもなんなんですが、未だに復活のみゆめサイトの頃辺りにお世話になってた素敵な方々がブログを見て下さってるようで感動しました。ありがとうございます><

軽く近況報告すると学校始まりました。大学地味に楽しいです。
でもサークルがなんかまとまりなくて不安wおまえらもっと仲良くしろよっていうw
こんな雰囲気で必死に生きております。

そろそろ受験シーズンですね。なんか応援できるようなお話書きたいな。

Monophobia(雲雀/復活)



「一人は嫌なの」
「へえ、君でもそんな事を思うんだ?」
「一人って、怖いのよ」
「……そう」
「だから雲雀、一緒に死のう?」

彼女はそうして僕の首に手を掛けた。
"一緒に"だなんて言いながら、結局は先に僕が死ぬんじゃないか。笑えない。
心の中で嘲って彼女をもう一度見据える。彼女は闇色のまなざしを僕へ、――否。僕を通してその先へと向けていた。

「雲雀、ごめんね。ごめん、でも、私一人は嫌なの」

本当にこの人は莫迦だ。たった少しの出来事で落ち込んですぐに死にたがる。
その上僕を巻き込んで死のうだなんて冗談じゃない。頭に来たので、首にかけられた手を振り払って、逆に首を絞めてやった。

「く……っ」
「悪いけど僕にはあなたの偽物の孤独なんて解らないや」
「か、ッ」
「不愉快だから死んでよ」

本当に。この儘首を絞めて殺してやろうか。始めは脅しのつもりだったのに、腕に力が篭る。
彼女の口がパクパクと金魚のように動く。「雲雀」。この期に及んで彼女が僕の名を呼んだ。

「何、その嬉しそうな目」

彼女の向ける眼差しは苦しさより感謝に満ちていて、酷く不愉快だった。
僕にそんなに殺されたいのだろうか。本当にこの人は莫迦としか言いようがない。
仕方無く手を離す。彼女は崩れ落ちる。意識を失って、白いシーツの上に倒れ込む。
ああ、――滅茶苦茶面白くない。

「どうして」

気絶した彼女の髪に触れながら問い掛ける。
どうして僕に頼らないんだ。そんなに一人が嫌なら言えばいいのに。「置いて行かないで」と縋りつけば考えてやるのに。
だけどそんな声は眠る彼女に届かない。

「好きだよ」

この言葉も、届かない。
目前にいる僕に手を伸ばさない君には、届けない。



Monophobia



ねえ、早く目を開けて。僕を縛りつけて。
そしたら一緒にいてやらなくもないから。




2008.09.28_
<<prev next>>