興信所に浮気調査を依頼すると、映画やドラマの探偵のような手法で行動調査を行っていることもあります。
行動追尾や張り込みは言うまでもなく、対象の行動半径や関係者を洗い出し、妥当であれば交友関係者に聞き取り調査なども行うことがあります。
また、社外秘ということでクライアントでさえ知ることができない調査方法もあり、結構ハードな世界のようです。
浮気の事実が判明し、これから離婚裁判や慰謝料の請求などを行う際は、まず必要となるのは浮気の証拠でしょう。
どのようなものでも証拠になるというわけではなく、肉体関係があると客観的にわかるような手紙やメール類、二人でラブホテルを利用している写真や動画、指輪等に彫った文字、愛を誓う誓約書などです。
近頃ではスマホの普及でメールだけでなく、ライントークやSNSのやりとりが裏付けとして用いられることも多くなりました。
いざ浮気調査を探偵に依頼するとなると、対象に内密に尾行や張り込みなどの調査を行い、そこで得た証拠や情報をクライアントに報告する探偵業というのは違法なのではと不安に思う人も少なくありません。
探偵業法という法律のおかげで業者や調査員個人の法意識は高いので、心配はご無用です。
2000年代中頃にこの法律が制定される前は、探偵の業務に関する全国共通の規定というものがなく、個人情報を悪用した犯罪や、不適切な営業(契約)などの被害から個人を保護するために制定されたものです。
探偵社に調査を頼んでも、結果が出せないことがあります。
それはパートナーの不倫の追尾調査で相手にその事実がなかった場合などです。
しかし、調査が未熟なことで結果が出ないこともないわけではありませんから、候補に上がった探偵業者の評判を先に調べておくのが大事です。
また、探偵や相談員とよく話し合うことも、良い成果を得るためには重要です。
最近はデジタル技術が発達したので、個人でもGPS機能を使えば浮気を発見できるようになったのは有難いことです。
調べたい相手にGPS搭載のスマホを使用させることにより、かなりの精度で今いる位置がわかるのです。
それで罰則があるというわけでもありませんし、自力でパートナーの浮気を見つけようと思ったら、これとウェブ上のマップを併用するといいかもしれません。