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一輪一輪に宿る命の物語さ

写真:父への見舞いの花。父は医療関係に就いていて、病院の重役ということもあり、手厚く対応を受けさせていただいているのですけれど、そのうち、たくさんの花をいただきました。とてもよい香りがします。病室に入ったとたん、病室とは思えぬほどの、鼻をかすめるフローラルの香りがするのです。主に元気が出るよう、早く治るよう、黄色の花が多く、春の花であふれています。まるでここだけ春を先取りしたような空間。たくさんの方々にほんとうに感謝しています。どうもありがとう。


夜が規則正しく明けてゆく頃、目が覚めた父はふいに好んでいた木山裕策のhomeを流し聴きはじめたのです。この曲を聴くたびに父のお気に入りであることを思い出していたから、父が亡くなった後もやはりこの曲を聴くと父を思い出すでしょう。

そんなことを思いつつ、歌詞に集中していると涙が流れたし、時間の流れはいっそう速さを増した気がしました。時計の針はまた変わらず、同じ間隔で時を刻んでいます。たったそれだけのこと。


ありがとう。

そうそう、今日という日は素敵なことに、高校時代の珍しい友人から卒業以来初めて連絡がきたのです。いつだったか将来のことを、教室の窓辺で目を細め、ひなたぼっこをしながらぽつらぽつらと語り合ったことが彼女との思い出です。

そしてね、彼女はなんと言っても男前なのです!そこらへんにいる男の人よりも、おそらくずっと男前であると思います。少なくともわたしの男友だちと比べても男前なので、ホウッと感嘆のため息をついてしまいます。

とにもかくにも、とてもうれしかったのです。彼女とは夢をいっしょに見る仲でもあるので、こんなときに話せたことはほんとうにタイミングのよいことでした。どうもありがとう。落ち着いたら会いに行きます。


それでは。
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