十一月のある日、寒々しい空が夜と出逢う頃に、クラスメイトとお話をしました。暗い渡り廊下の窓の下にぺたりと座り込み、ぽつりぽつりと気持ちを言葉を託していたのです。

わたしが主人公である物語の哀しみや苦しみが、あなたの前では、眠れない夜の温かいミルクのように優しくなるのだと思うと、わたしの物語が素敵なものに感じるのです。そう感じさせてくれたことにもありがとう、を。


駄菓子

そんなクラスメイトと共に、近くの駄菓子屋さんへ行きました。丁度よく小学生の集まる時間帯であったため、元気で生意気な少年達と遭遇しました。近頃の小学生は、と口にしつつも、わたしは近頃の高校生なのです。似た者同士でした。

では。