息子くんの寝かしつけ中、外から自転車のブレーキが聞こえた。
ブレーキの油がないのかポーーーと音がして、少し怖い音だった。

おばけちゃうか。怖いなぁー!寝ちゃお!

と、あかんと分かりつつそんな誘い方をした。


しばらくの間があり、

「ママ、ポーは自転車だよ。おばけじゃないよ。大丈夫だよ。」

と、励ましてくれた。


ビックリした。
いつの間にかおばけで怖がる男の子はもういなくて、ママを励ます逞しい男の子に成長してた。


そっかぁ、安心した。おばけじゃないんだね。

と言ったらウトウトしては、
「ママ、おばけじゃないよ。」と言ってくれた。

「暗いなぁー」
と言って、まぶたのカーテンが降りて寝ましたとさ。