たべかた

最近、ずうっと、高野のことばかり考えてしまう。

高野に逢って、抱き締めて、撫でて、手を繋いで、喋って、キスして、ずっと、ずうっと一緒に居たい。高野が私の隣にいてくれたらもうそれで幸せだな、って。もう、もうね、あれなんですわ。都合よすぎるけど、惚れちまったんですわ。惚れちまったんですわ。

高校の時に、近くでいるのが当たり前過ぎて高野のことなんか恋愛対象でみれないわ！とかなんとかほざいてた自分をぶん投げたい。高野とお別れして色んな方と付き合ったけど、最終的に思うのが高野と過ごしたあの九ヶ月間で。高野と一緒にいる時間が愉しすぎていい思い出ばかり浮かんできて、今の私なら、って、何度も何度も思い巡らせて…ああ、ファック。

確かに三年前とは違う自分がいます。
あの頃はとにかく刺激を求めて自分が悲劇のヒロインになりたくて恋に悩まされたくて、その一心で付き合っていました。ドキドキしないと恋じゃない、とまで思い込んでいました。でも今は、そうじゃなく、うまく言えないけど、今まで付き合ってきたなかの誰よりも高野と一緒にいたいって、思うんです、…よね。もちろんこれから先のことは分からないし、今そう思ってるだけかもしれないけど、けど今のこの気持ちを大切にしたいです。今度は、ちゃんと相手と向き合いたい、今更だし時間と根性がいるけど、何年掛かっても高野に振り向いてもらえるよう、頑張ろうと思います。

と、ここまで言ってて何ですが、まだ高野に告白すらしてません。えへ。
今月は学園祭で慌ただしいので、11月に入って直ぐ高野に逢いに行く予定です。それで人生初めての真っ正面からの告白をします。

鴨川、二十歳、女。頑張ります。

お久しぶりです、もうすっかり秋ですね。
昨日は台風の影響で午前の授業だけ休講になりました。友達とのラインで今日は休みだーと言い合っている内に安心して二度寝したらまさかの午前中に警報は解除され午後からあったという最悪パターン。ひとつしか取ってなくて良かった…。

それはそうと一昨日の晩のこと。
高野から誕生日プレゼントが届きました。(昔から愛読してくれている方はご存じだと思いますが、高野とは高校時代に付き合っていた女の子)

実は今年の夏に帰省した時、小谷を除いたcoco(高校時代の仲良しグループの名前)で遊んだのです。残念ながら全員は揃わなかったけど、ドラえもんの映画を見てご飯を食べながらキャッキャッした後に高野が梨農園で働いていた事を知り、何となく話の流れで梨をお裾分けしてもらうことになったので帰ってメールで住所を送信。

後日、無事に美味しい梨と梨ジャムが届き美味しく召し上がりました。

お礼になにか送らないと、と頭の隅で考えていながらも日々が過ぎ10月に。
バイトから帰宅し晩御飯の準備をしていたらチャイムが鳴り何かと思えば宅配便、月イチで父親から贈られてくる食材かと思い送り主を見るとなんと高野からでビックリ。

中身は高級なお米とパスタと本。
どうやら少し遅い誕生日プレゼントのようでとても感動した私。こういう事をされた事がなかったので思わず涙ぐんだ。(高野からこんな事をしてくれるのも感動)そしてそのプレゼントの本がすごく、すごく優しい本で心が締め付けられ、高野にすごく逢いたくなった少し肌寒い夜でした。