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RKRNの留文とAPHの普独に腐った愛を注いでいます
食文の文です。
ケマがちょっとヘンタイかも。
「あ゛〜気持ちいい…」
今俺は、学園内にある露天風呂に一人で浸かっている。
以前級友の七松小平太が掘り当てた物で、開湯当初は多くの生徒が入りに来たが、宿舎から遠い位置にあるので次第に皆の足は遠退き今では昼に学園長がヘムヘムと入りに来るくらいだった。
何故俺が夜な夜なこの風呂に一人で入りに来ているかというと。その理由は同級生の潮江文次郎にある。
つい最近長年の想いが身を結び、晴れて恋人同士となった俺ら。
恋人としてやるべきことは全て済まし、順風満帆なお付き合いをしているわけなのだが、そのやるべきことをやってしまってから問題が起きてしまった。
初めて身を繋げたのは伊作が実習で帰ってこない夜のことだった。
薄明かりの元、俺の布団の上に一糸纏わぬ姿で横たわる文次郎。
その身体を隅から隅までゆっくり愛し、熱い一夜を過ごすこととなった。
その文次郎の姿はこの六年間見てきた中で一番美しく、今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。
それが問題だった。
一日の終わりに共同の浴場で皆と一緒に風呂に入るわけだが、そこで見る文次郎の裸体が直視できなくなってしまったのだ。
むしろ、少しでも視界に入ると、それだけであの日の情事を思い出してしまい、どうにも自分の息子が落ち着いていられない状態になってしまう。
級友の前で元気になった息子を曝すわけにもいかず、しかし各学年同じ時間帯で風呂に入らなくてはいけなく、必ず裸の文次郎を見なくてはいけない。
どうにもこうにもいかず苦肉の策として、今は余り使われていない露天風呂を使うことにした。
今後もずっと続けなくてはいかないのは少し面倒だが、自分の尊厳を守るためにも仕方がない。
ふぅ、と一つため息をつき天を仰ぐ。
まぁ、こう月夜に外で湯につかるのも一興だ。のんびり湯浴みを楽しもう。
「なんだ、お前も来てたのか」
背後より聞き覚えの有る声が聞こえた。
驚いて振り返るとそこには見覚えのある顔が。
「も、文次郎!?」
そこに居たのは今の悩みの原因、恋人である潮江文次郎であった。
「お前、なんでこんなところにいるんだ?」
「たまには温泉もいいと思ってな」
そういうと文次郎はさっさと着物を脱ぎだす。
慌てて目を逸らし、文次郎を視界から排除する。
ばしゃばしゃと顔を洗い、少しでも意識を紛らわそうとするが、文次郎はそんな俺をお構いなしに全て服を脱ぎ同じ湯殿に入ってくる。
「お前、最近はいつもここに来てるのか?」
頭に手ぬぐいを置きこりちらに語りかけてくる。
「ま、まあな」
「道理で最近風呂場で見かけないわけだ」
「あ、ああ」
夜ということもあり、湯に入ってしまえば文次郎の体も見えず、少しほっとする。
とはいうものの、あまり長く一緒にいると俺の理性も持たない。
なんとかして早めに上がらないと・・・
「湯治でもしてんのか?」
「いや、そういうわけじゃ…」
この温泉でこの煩悩を治せるなら治したいものだが・・・
「ふーん、ま、いいが」
目を泳がせ口ごもった答え方に文次郎は不思議そうな顔をしたが、余り深くまで詮索をしてこなかった。
それから特に会話をすることもなく、しばらく湯につかる。
まぁ、余り体を見なければ変な想像もすることはないので、一緒にゆっくり湯浴みも楽しめる。
目の上に手ぬぐいを置きじっくり湯を味わう。
「あつ…」
しばらく入っていると、ザバ、と立ち上がる音がする。
文次郎はもう出るのだろうか、目の上の手ぬぐいを少しずらし文次郎のほうを見る。
「熱くないのか?」
目を向けてしまったのがいけなかった。
文次郎は出ることはなく、体を少し涼めるためなのか、湯殿の縁に腰掛けていた。
ほぼ全裸のまま岩場に腰掛けるその姿は、肌は濡れ、月明かりで照らされており、何とも言えず艶やかだった。
汗で濡れた肌を蝋燭の明かりで照らされていたあの夜のように………
もう限界だ!
「も、文次郎!」
「あ?」
ガシッと文次郎の両肩をつかみ、目線をあわせる。
「ヤらせろ」
「は?」
こんな無防備で俺の前に現れるお前がいけない!!
「ちょ、ま、ぎやあああああ!?」
飢えた獣のに牙を剥かれた文次郎の悲痛な叫びが夜の空に吸い込まれていった。
FIN
温泉に入りながら考えていました。
忍術学園の温泉ってこへが掘り当てたんだっけ?そしてまだあるんだっけ?(よくわからないまま執筆るすな)
性 別 | 女性 |
地 域 | 東京都 |
系 統 | 体育会系 |
職 業 | 夢追人 |
血液型 | A型 |