2015.5.22 23:09 Fri
[アニメ感想]
劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ
「狂気のマッドサイエンティスト」を自称し、いまだ厨二病をひきずる大学生・岡部倫太郎。 彼とその仲間たちは偶然、過去へと送信できるメール「Dメール」を発明してしまう。それが引き起こすのは、何度過去改変(世界線の移動)をしても訪れる、仲間の死という残酷な未来だった…。 絶望に打ちひしがれる岡部に差すひとすじの光、 それは誰も死ぬことのない未来、「シュタイン ズ・ゲート」と呼ばれる世界線。時間軸を超えて絡まりあった謎を解き明かし、ついに「シュタインズ・ゲート」に辿り着いた岡部。 しかしいくつもの世界線を超えた岡部の脳には、多大な"負荷"がかかり始めていた…。
*
脳を襲う多大な負荷の後遺症により、過去の残像が蘇り、発狂する岡部。
アール線へと跳躍し、岡部倫太郎の存在しない世界へにいきついた栗莉栖たち。
当初岡部の願いを叶えるべく、タイムトラベルをしないことを約束した栗莉栖でしたが、やはり岡部のいない世界はありえない!!と断言して、遠い過去へタイムトラベルしたのは、愛以外の何ものでもありません。
まさか『鳳凰院狂真』のネタや、祖母を亡くして立ち直れずにいるまゆりを救うきっかけを作ったのが、過去に跳躍した栗莉栖の影響だったとは…。
OPといい、EDといい…歌詞に泣かされたよ。
あー劇場で見たかったぜ。
2015.5.21 23:55 Thu
[ラノベ感想]
吉原夜伽帳-鬼の見た夢-
江戸の遊郭―吉原。外道菩薩と呼ばれる美貌の青年・弥太郎には、“死んだ人間が見える”という噂があった。ある日、奇妙な来客を受けた弥太郎は、一人の元遊女の不審な死について調べ始める。その矢先、彼が廓内で唯一気にかける少女に異変が起きて!?胸に秘めた恋心、愛憎入り混じる肉親への情。吉原に生きる者達が抱える、心の闇に「鬼」が憑く―。死者を映す瞳が暴く、鬼の正体とは?美しき吉原幻想鬼譚。
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吉原の愛と肉欲な話…ではなく、少し切なくてとても幻想的な話でした。
弥太郎のキャラがズルすぎる。
それと、末葉との今後の進展が気になる。
続巻でないかな。
2015.5.12 22:49 Tue
ホワイトジャスミンとピーチの自家製サングリア・バス
久しぶりにソムリエバスソルト。
モモ大好き!!
フルーティな香りにひたすら癒される。
2015.5.8 15:55 Fri
[ラノベ感想]
Fate/Zero 6
ついにその本性を顕にした言峰綺礼の罠に、敢えて真正面から立ち向かう衛宮切嗣。燃え盛る煉獄の炎の中、絶望に打ち拉がれたセイバーを待ち構えるアーチャー。熾烈な第四次聖杯戦争を生き残った英霊と魔術師は今まさに満身の力を振り絞り、最終決戦に挑む。宿命の対決の火蓋は、切って落とされた―。虚淵ハードボイルドの精華、ここにあり!これは始まりに至る物語―。慟哭の最終巻。
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ついに最終巻となりました。
アーチャーと死闘を繰り広げた末、最後の一刀も届かず、消えてしまったライダー。
バーサーカーの正体がかつての朋友だったことに慟哭し、さらに令呪によって聖杯を破壊され、絶望の底へと落ちたセイバー。
固有時制御による肉体への負荷と、宝具アヴァロンによる再生能力による回復により、精神を磨耗しながらも、言峰綺礼にとどめをさした切嗣。
どの闘いも、決して昇華されることはない、後味の悪い結末でした。
いや。
ライダーに臣下となることを許されたウェイバーは別格ですが。(もぅ、くそ泣いた)
今まで多勢の命を救うために、少数の犠牲を払ってきた切嗣。
聖杯を破壊し、願いの潰えた彼に残されたのは、多勢の犠牲の中にあった唯一の命・士郎。
自分の背中を見て、ヒーローになることを約束する士郎の姿に、切嗣は希望にも似た安息を得ることが出来たのでしょうね。
一方、対の存在として、自分の存在を確信した綺礼。
アンリ・マユを手に入れた彼は、後の聖杯戦争でも深く関係していくわけであります。
時臣を刺した短剣を、父の形見として凛に渡すとか。ゲスの極み。
そんな愉悦の師匠・アーチャーは、聖杯の泥に呑み込まれることなく、受肉に成功。
stay/nightに繋がる謎が解明しました。
Zeroの意味が、stay/nightへ繋がる始まりの物語であることは理解していましたが…
今回の聖杯戦争の終結を0点に置く意図が、これからの未来ーstay/nightへ至るあくまで序章に過ぎないというわけですね。
虚淵玄の脚本は、ニトロプラスゲームで散々堪能しましたが、残酷な結末の中に一抹の希望が残っているような。
読み手の心を揺さぶる作品が多い。
そういえば、鬼哭街も星海社のラノベとして出版されたようなのでね。
そちらも購入しないとです。
2015.5.6 23:28 Wed
[ラノベ感想]
Fate/Zero 5
佳境に佳境を極める「第四次聖杯戦争」。衛宮切嗣の謀略と言峰綺礼の暗躍が激しく鬩ぎ合う中で次々と命を散らしていく英霊と魔術師たち…。凄絶な死闘の果て、強敵中の強敵―征服王・イスカンダルとの対決がセイバーの目睫に迫る。VMAX改を駆り、刹那の狭間の“向こう側”を駆け抜けるセイバーに、果たして勝機は見えるのか!?これは始まりに至る物語―。絶境の5巻。
*
ケイリィこと衛宮切嗣の幼少期から、現在へ至る追想。
生みの親を殺し、育ての親も殺し、大衆の命を救う正義となるために、自らの感情をも殺してきた切嗣。
ただ騎士道の名のもとに正義を貫くセイバーと相容れない根本的な要因は、まさにここにあったわけですね。
父から令呪を受け継ぎ、師である時臣を裏切り、アーチャーと手を組んだ言峰綺礼。
時臣の亡骸と、彼を憎む雁夜、時臣の妻・葵を引き合わせ、酒の肴にする愉悦を覚えた綺礼。
アーチャーと絡むと、ほんとろくなこと教えられません。
少しずつ聖杯に近づいてゆくアイリスフィール。
切嗣は、アイリスフィールを無事綺礼の手から奪還できるのか。
一方、アイリスフィールを拐ったと思われるライダーを追跡するセイバー。
ライダーとのカーチェイス(?)は、騎乗スキルが伴う二人だからこその闘いでしょうか。
セイバーのエクスかリバーによって、ゴルディアス・ホイールを失ったライダー。
結局二人の闘いは決着もつかずに終わりましたが…
次巻、最終巻。
どんな闘いの結末になるのか。