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【ONE PIECE】お題/チョッパー誕/閲覧注意/後/サンウソ要素有

「「「チョッパー、誕生日おめでとう!!」」」

「みんなっ、ありがとう!!」
「あははっ、チョッパー嬉し泣きはまだまだ早いわよ?」

チョッパーの誕生日も相変わらず盛大に盛り上がって。
皆がプレゼントを準備しようとそれぞれの場所へ散らばっている間。

あいつはクリスマス色で飾られた包みを両手で後ろに持って。
チョッパーの元へ歩んでいった。


「チョッパー、はい。プレゼント」
「!えっ、いいのか?!」

嬉しそうなチョッパーに微笑むお前の顔は
決して 完全ではなかった。

「勿論!気に入ってくれるといいんだけど…」

「エッ、エッ、何だろうなぁ〜」
喜びを隠しきれずチョッパーは包みを丁寧に開けた。

「わぁ…これ、俺の帽子とお揃いだ!」
「うん、薬入れにしてみたの。」

「へェ…大したもんだな」

「ゾロ!、薬入れなんだぞ!俺のだってすぐ分かる♪」

「良かった、喜んでくれて」

少し照れた表情、でも 引っ掛かる。

『笑う』顔をしていない事を。


「チョッパー!」
「おぉ〜い、チョッパー!」
クルー達がプレゼントを渡そうとチョッパーを呼ぶ。

「ほら、チョッパー」
「エッ、エッ、本当にありがとな!大事に使うよ!」

「チョッパー、今日は一緒に風呂入るか」
「本当か?!」
「あァ」
「絶対だぞ〜!!」

頬緩みっぱなしのチョッパーを優しく見守るお前―――

「今晩、久しぶりに飲まねェか?」
「えっ?」

拍子抜けのお前の声は 酷く切ない声。
俺を見る顔に 涙があって

「!」

「あっ…これは、っ!」



見ていられなくなって
涙に



「…キスするなんて、ゾロ、キザ」
「なッ…!」

「ごめんね、心配させちゃったんだよね」

「ッ、馬鹿な事考えんじゃねェ。」


お前は俺達から

「分かってたんだね」

姿を消そうなんて

「笑ってねェからな」


そんなはなッから有り得ねえ考え するな。



「っ…ゾロ」
「チョッパーが心配してたぞ。」


お風呂を済ませて図書館で本を読んでいたお前を男部屋へ連れ出した。

チョッパーの誕生日ともあり、クリスマスイブ―――
朝まで騒いでいるんだろう。


「チョッパーが?」

寝着の上着を荒々しく脱がせて下着姿のお前にキスの嵐。

「元気がねェ、って風呂で心配してたぞ」
「…顔に出てたのかな」

胡座をかいてお前を座らせ抱き締めた。
「…雰囲気で判っちまうんだよ、チョッパーは」


首筋に顔を埋めると
「んっ!」

飽きない反応がみえた

「人の気持ちに敏感だもんね」
「あァ、あいつは心配性だからな」
「ふっ…ゾ、ゾロ…」


俺の愛撫に耐えているお前は
何だか 照れて―――


「お、おしりに当たってるの…///////」
「ぶッ!」


真面目な話からリアルな発言をするから笑えてしまった。

「ちょ、ちょっとゾロ!言うの恥ずかしかったんだからねっ」

赤面顔のお前か身体ごとこっちを向いて胸板をドンドン叩いてきた。

「お前はそれでいいんだ」

パシッ、と掴んだ両腕から また優しいキス。




辛い、今でも辛い過去を
「過去」にしたくなくて。隠して生きていく、と姉の墓前で誓った。

―――今の気持ちもあの時の気持ちも「本当」で、 変化する気持ちも、また変化に戸惑う気持ちも「本当」だから。

余計 辛かった

「その気持ち、常に俺が支えてやるから」
「…うん」
「また俺達から姿を消そうなんて事、考えンなよ」

「ゾロっ…」


その小さな身体、心ごと抱き締めた。





**********




深い海の底のような空。

キッチンに沢山のご馳走を平らげた皿とジュースの空瓶、酒瓶がテーブルに並んでいた。


「あ、起きたのかい?」
「サンジ、お疲れ様」

小さな声でやり取りした後、テーブルに突っ伏して寝ているチョッパーの側に小さな手紙を置いて。


「ウソップは…喜んでくれた?」

皿を拭くサンジの手がピタ、と止まる。

「…君には敵わないなぁ」

照れたサンジの顔。
ウソップへクリスマスプレゼントを渡せたらしい。

「ウソップが起きたら聞いてみようっと」
「…恥ずかしすぎるからやめて」

赤面するサンジに少し笑ってキッチンを後にすると、

「済んだか?」
「うん、チョッパー気持ち良さそうに寝てた」

ドアの横にゾロが待っていてくれて。


男部屋に戻るとテーブルの上にクリスマス色の袋が置いてあった。

「えっ…これ」
「…クリスマスだから、な」

ぶっきらぼうで照れた声が背後から聞こえた。


浮かんだ気持ちは本音で変化するけど―――


「さ、続きすンぞ」
「えっ、」


抱き締めてくれる人がいる限り

大丈夫な気がした。







HAPPY BIRTHDAY!!チョッパー!!
【浮かぶ、想いを掻き抱けば】2011.12.28

【ONE PIECE】お題/ゾロ/前

同じ気持ちを持ち合わせて 確かめ合うのは

容易くなく
私にとっては涙が出る程

心が引き裂かれる程 大切な事だから。

その気持ちに名前をつけたの。



「どう、したの…」
「何かお前が居なくなる気がした」


お風呂を済ませ女部屋で髪を拭いていた私の背後に
言葉に詰まるゾロ。

「どうして?」


無言で持っていた本をベッドへ置いた。

「…これってお前の姉さん、だよな?」

開かれたページの記事は何度も読んでその度涙した。

嫌な程 読み返した。


「うん…」
そう呟いたまま髪を拭く腕を止めないお前は
泣いてるのかと思い、お前の前に立ち、左手を頬に伸ばした。


「…本当は違うんだけど、姉に仕立てあげられてるの。」

「!」


お前は 怒りに満ちたくても出来ないやるせなさを 無表情で表して。

「…被せられてるって事か?」
「そう…」

瞳が伏せられてもうこれ以上聞かないで、と言われた気がした。


「分かった」

「んっ…」

そんな顔をさせた自分を悪かった、と唇を奪った。


同時に同じ名を冠する―――
お前も狙われるのは時間の問題かもしれない。

そんな事はあいつ等も全力で阻止するだろう。

けれど、ただ目の前のお前が
あまりにも悲しそうな顔をするから。


―――同じ熱を持ち合わせよう。
お前が寂しくないように


容易く言えない言葉を 真っ直ぐに教えたいから。








【同じ名を冠する者へ】2011.12.21

【今日も明日も。】お題/切

誰もが皆 愛を求めて日々悩み 葛藤する。


―――俺は真っ直ぐなお前を好きになったけれど

お前は―――ちか、 まだ諦めきれてないんだろう?
母親の笑顔を。

お前に笑いかけてくれるだろう
「その日」を。




『育児放棄』とはるかに母親の話を聞いて
平気な筈はない…

普段何でもないような顔をしているけれど

ちかの中の母親に対する寂しさは
俺は きっと 計り知れない。



未来に望みはあるのか
母親への愛は決してちかの中から消えない

けれど
母親からの愛は あるのか

諦める事を辞める。それがちかへの気持ちに偽る必要がなくなったから。

隠す必要もなくなったから。




どうして愛があるかないか、で

こんなに神経を精神を動かされるのか


まだ判る筈もない答えをもがき 探し続けるのは


「ある」か「ない」から なのか。











【LoveとLoveless】2011.12.16

【ONE PIECE】ルナミ/お題

傍に居て欲しい―――




なんて 想っても 言ってみるものじゃ ない。



でも、「今」は口にしなくても目の前に居てくれる。

「今」も なのかもしれない




「ナミ、大丈夫か?」

「…うん」

「もう、あいつもぶっ倒した。皆いるから安心しろ」



強い眼差しを私に向け 私の髪を撫でて―――



これは夢?



「夢じゃねぇぞ、ちゃんと居るだろ?」


不安な顔をしたのか察したルフィはベッドに投げ出された私の右手を優しく―――

少し 強く握った。




十分。皆が助けに来てくれた―――




もうそれだけで胸が辛くて想いが嬉しくて。

目の前の

強くて優しい眼差しで

私は幸せなんだと知らされる。


「点滴がもうすぐ終わるから大丈夫よ」

「大丈夫でも俺がここに居たいんだ!」


その言葉は
私の精一杯の意地を消してしまう。


ねぇ、ルフィ。
私の意地っ張りを一番知っているんだから、

「もう…意地を張らせてよ、ルフィ」



その言葉に


「しししっ、その願いは無理だな!」



なんて笑うから
たまには甘えてみる事にする。


―――もう貴方の前では意地は無意味と化すのかな。





私を選んでくれて ありがとう。








【意地を張らせてよ】2011.12.03

11月のお話について

も う 12月…ですか!!早い!!
管理人は主婦で育児真っ最中なので大掃除と年賀状を早々と始めてます…!大掃除は本番がこれからだけど(汗)普段やらないような面倒な仕事は済ませました!


3本立てのゾロ誕文…アホアホ丸出しですみません^^;楽しかった!←
【譲れない「モノ」】
…久々にあらら〜な内容でしたが←カウンターの回りが良かったです!←驚きました
いつものヒロインをちょっと受けの中にも攻めの気持ちがあるんだぞーってのを出したかったので。
【本当は優しい腕】
2000HITありがとうございます!!本当のんびりやってたのにも関わらず…嬉しいですV(^-^)Vこれからものんびりまったりな更新ですが、宜しくお願いします!!

今月は…せめて3本は!目標に頑張ります!!


先日ジャンプの懸賞でワンピのオードブルプレートを当ててルンルンな管理人でした^^
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