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【7月分のお話について】

…7月ももう終わるというのが信じられないです!(まだ一日ありますが

無事復活を遂げ、何とかやってます!!
ワンピ新刊とアラバスタ編放送日を糧に(笑)
後今グリコとコラボもやってますね!ポッキーはフランキーとブルックのシールが出ました(笑)

さて、7月分のお話について〜

【嬉しさと密かな幸せの為に】
ナミ誕生日!!書けて、ましてや大好きなルナミ要素出せて幸せ(^q^)さり気なくなゾロは私好みです←

【一人で踏みだした】
季節感関係なく雪が出てきた…そんな気分だったのか謎ですがwヒロインの切なさを出したかったのか…

【はなを、ひとさしくださいな】
ナミ誕その後のお話。ゾロが可哀想なのは仕方ない←ナミだものw

【錆びついた気持ちを、どうにか】
私の心境そのもので、書いてる段階は結構すらすらと出てきたので、せめて救いがある終わりが…と思い。我慢して当たり前というのは間違いだから。

【絡め取った鎖を持て余す】
この後の話が書きたいなぁと色々考えてます…ヒロインの転機。髪があっさり切られたのにも関わらず本人はのほほん。
色気を纏った事も知らず―
ゾロは慣れるまで翻弄される。


8月も無理はせずに、今月並には更新できたらいいな…

後、初!相互リンク!!茶月さま本当にありがとうございます!!前から密かにファンの方との交流は本当に嬉しくて、幸せです´`
拍手も増えてきてまして、本当に嬉しいです!!やる気スイッチオンにしてくれる貴方、ありがとうございます!!
うーん、コメント欄考えた方がいいかなぁ…。

【素敵な宝物】キリ番イラスト

【狼と雛】の茶月さまから素敵過ぎるサンウソイラストを頂きました…!!5000HITおめでとうございます!!
STRONG WORLDの二人は本当に見てて癒やしでした…´`
こんな二人を妄想してただけに私、幸せ…!!

茶月さま、本当にありがとうございましたー!!

【ONE PIECE】お題/ゾロ/ヒロインの転機

別に縛りつけたいとか らしくない思考は捨てて。


―――でもどうにかしたいと思ったのは事実で。


今、手元につけている、絡んでいる、
一目惚れして買った鎖のブレスレットを酷く睨んだ。



『持て余す』なんて私には到底及ばない言葉で。


精一杯着飾って、自分が相応しくなる様に



―――努力も水の泡。と思い知らされるのは ナミとロビンを見る時。


正直羨ましい。その言葉しかなかった。
自分は自分でしかないのに
この空虚感が苦しい。




二人をこんな風に見たくなくて、図書館に逃げた。

鎖のブレスレットを見つめて

「変わりたいな…」

と願う事は困難と知りながらも信じてみたかった。



辛い。






―――――「敵だ!!!!!」


ウソップの声が船中に響いて

意識は言葉によって飛ばされる。
短刀使いへと―――



図書館を出て、走る。
「こっちよ!」


甲板に数人の海賊。

刀を持ってる奴もいる。


背中に熱が走って 背中合わせになる。
「なら、やりやすいか」

「っ、ゾロ」



―――できれば今 一番顔を合わせたくない人。




「へっ、こっちは女か?舐められたもんだぜ」

嫌な声が耳に残る。

短刀を構えて
「やってみなきゃ分からないんじゃない?」



強気でいなきゃ、今は―――



「はぁぁぁぁぁ!」




貴方の顔を見る事も




「がっ、こ、こいつ…」





できないから。





「女だからって舐められたらたまったもんじゃない!」



揺れる気持ち全てが私の邪魔をするなら



「畜生オォ!」


「!」


「お前、危なッ…!」






この命だって



―――構わないのかもしれない。





「っ…!」

ナミが遠くから異変に気付き、
「あの子、髪が…!!」






助かってる、と思った時、立ち上がって視界にゾロが映った時

ゾロは見たこともない顔で



「髪…」




あ、切られたのだと 理解した。

長く伸ばした髪が一瞬にしてあっさりと切られ

私は自分の視界の変化に戸惑っていた。


ただ切られたのか、と何も考えれない状況


―――気付いた時には女部屋に、自分のベッドに座っていた。


「…酷い。」
私の姿を見て辛そうに声を出すロビン。

「頬にも切られた時の傷があるわね…」
切なそうに私の手を握るナミ。
「もう!ゾロが傍にいながらも!…何でこんな事に。


二人が私の髪を見つめながらもあまり悲しい感情はなかった。


「大丈夫、また伸ばせばいいし。」

事実を言ったけど
「もっと自分を大事にして。」
切なそうに虚しくロビンの声が部屋に響いた。


「他に何もなくてまだ良かったけど、女の子の大事なもの奪ったのは許せないわ!」

私の髪先を優しく撫でるナミ。



あの後、怒り心頭のロビンとナミで敵を絶滅させたと青い顔しながら教えてくれたウソップとチョッパー。
サンジは『滅多に見れない二人だったぜ』と驚きを隠せない声に
ルフィとフランキー、ブルックは
『出来れば二人は一生敵に回したくない…』と呟いて。

…相当怒ってくれたんだ。
私の為に



―――あぁ、この二人には適わないなぁ。
だから、惹かれるのかな。




「もう大丈夫だから、本当にありがとう。」

私の顔を見て二人ははっ、とする。


「どうしたの…?」

私の顔、何かついてる?と聞くと二人は
「いいえ、雰囲気が変わってびっくりしただけよ」
と言うから

「そう?」
あまり気にも留めなかった私は外の空気を吸いに甲板に出た。


「あの子…何か色気出てない?」

「えぇ…剣士さんに会わせるの危険じゃない?」

「!」


ナミがあの子が危ない!と私を追おうとした。


「…少し遅かったみたい」

ロビンが苦笑した。




**********



「似合ってんな」

「へへっ、さっぱりしたでしょ」

甲板に出るとゾロが居た。

待ってたみたいで何だか嬉しかった。

先ほどのドロドロした気持ちは嘘の様に。


「あ」
「どした」

「ちょっと、ここに居て。」


首から下のない髪で斬るとどんなに違うのか構えてみたくなった。

両手を脚にある短刀に構えて


―――「はっ!」

ちょっと芝生を斬ってみる。



腕組みして見てたゾロの顔が

―――戸惑う。


「うーん、何か変わったかなぁ?」


私自身変わりばえしないなぁと仁王立ちしていると


「お、お前…どうしたんだ?」



私に近付いて



―――見ると困った顔。



「へっ?」

何の事?
私にはさっぱりで頭はクエスチョンマークを浮かべていると




「その髪型、逆効果だな」



ハァ、とため息ついて目線は海のゾロ。
耳が赤い。


「え、何?!何で赤くなるのゾロ?!」



私は何の事だか判らなくてゾロに迫る。


「ちょッ、やめろお前…!」






「剣士さん、大変ね」

クスクス笑うロビンに


「あの位いいのよ、慣れるまであの子の良さに翻弄されたらいいのよ」


強気で笑って言うナミに
ロビンは


「そうね」



と頷いた。









【絡め取った鎖を持て余す】
2011.7.28

【ONE PIECE】ゾロ/甘

どうしようもない時だってある。


全てを求めずに息をするだけの日だって
絶対『意味』はある。



別に慰めて欲しいんじゃない。
報われたいだけ。







「大分治りかけてたのに…酷いな」

「…」

私の気持ちを救うかのようにフォローしてくれるチョッパー。


その優しさですら、受け取る気持ちがなくて。

心が荒んでた。




この所、毎日海賊を相手にする。ルフィの嫌いな山賊も相手に闘った。



心から休める日が見えなくて疲労が出始めた。


そして自分に余裕もなく。



決してため息はつかなかった。
つきたくなかったし、私一人ではないから。




「じゃあ、後でまた薬、渡しに来るから」
「うん、チョッパーありがとう」


チョッパーは薬箱と包帯を持ってドアを開けると
「あっ、ゾロが来たぞ「チョッパー」



私はチョッパーが女部屋を去る直前に意識を手放してもう一人の存在に気付かなかった。




今は

今だけは

会いたくない。



こんな荒んだ状態でゾロに会う訳にはいかない。


だから今だけは夢のなかでため息をついて
泣かせて。




「相当精神的にも参っているんだ。起こさない方がいいな。」
「あァ、多分気付かねェだろう」

ドアを閉めた音がやけに響いて、ベッドに近付くのを躊躇う。

踏み入れてはいけないとあいつの存在があるのだが。




「…錆び付かせたままはお前の笑顔は見れねェ。」


ベッドに近付いて顔を見つめた。


「ッたく、俺の前なら泣いていいって言ってんのによ…」




頬に伝う涙を愛しく拭った。







【錆びついた気持ちを、どうにか】
2011.7.23

【ONE PIECE】お題/ゾロ/ナミ誕その後/ルナミ要素有

天候は良好。



―――でも


「うわッ!」

「ッ…!」


荒波の中サニー号は進んでいた。




練習には悪くない揺れだと思って短刀を使わず一人で汗を流していたのだけれど。


突然波が大きく―――
荒れ模様。



体制が大きく崩れた―――





危ない、と咄嗟に腕で顔を隠すけど


「あれ…痛く、ない?」
「良かった、怪我はねェな?」


目を開けるとゾロの腕が目の前。



「ッ!ゾロ?!」

「お前、無茶はすンなよ…ビビるだろうが」


状況を飲み込もうと赤面の顔を隠そうとゾロの腕を這い出て立ち上がると


「おい」

「ッ…ゾロ、離してよ」

「声が小さくなってンぞ、お前…」

喉を鳴らして笑うゾロの声が耳元で響いて動けない。



心臓が飛び出るんじゃないか、と思う位ドキドキが続く中―――




「お取り込み中に邪魔して悪いんだけど」

「!!」

「ッ、ナミ!」

「ゾロ、ちょっとこの子借りるわよ」

「…チッ」



NOと言わせないナミは私の腕を引き―――



「ナ…ミ?」
連れて来られたのは女部屋。

ベッドに腰掛け、ナミを見ると

「うん、あ、あのね」

「どうしたの、ナミ?」


あまり見る事のないナミの様子に少し戸惑う。

どぎまぎする空気を変えたくて、聞いてみた。



「ナミ、プレゼント…気に入ってくれた?」

慌てるナミが顔色を変えて

「うん!凄く嬉しかったのよ!!可愛くて大事に使わせて貰ってるわ」

ナミの笑顔が嬉しかった。



ナミがその事なんだけど、と机に置いてある小さなブーケを持ってきた。


「わぁ…可愛い!どうしたの?その花束」


「貰ってくれる?」


ナミの顔を見ると不安そうな顔。


「うん、くださいな。」


そう言うと小さく笑って私にブーケを渡してくれた。



不安が消えたのかナミはいつものナミに戻って、私の横に座って


「本当に嬉しかったの。…ルフィとの事、知ってたのね」


少し赤くなって伏くナミが可愛い。



「何となく…ね。ゾロも知ってるよ」

「そう…貴女が判ればゾロも判っちゃうわね」



女同士の会話は嬉しくてナミと笑顔になった。





**********




「ッたく、遅ェな」



ナミにいい所を持ってかれてご立腹のゾロに



「ふふっ、今素敵な話をしているから邪魔したら駄目よ」


ロビンは本片手に微笑んだ


「素敵な二人ね」





荒波も穏やかになるまでは時間の問題―――






【はなを、ひとさしくださいな】2011.7.19
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