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【ONEPIECE】船大工×考古学者*ロビン誕


深い海を 想って

麦藁一味に入って

もうどの位になるのだろうか


あの頃は自分を今は愛しく想えるのは

「オイ」

この人が居てくれるから。

「あら、珍しいわね、ワインなんて」
「…お前に、ロビンにだ」

名前を呼ばれる響きが好き。



「こんな時間に…「いいじゃねぇか、付き合うぞ」

テーブルに置いた瓶の音がやけに心地よく―――


「もうすぐ日付が変わるしな」

「フフ…そうね」


―――それだけで 生きていける気がするの。大袈裟かしら?

「あいつら、かなり力入れてんぞ」
「それは楽しみね」

ふわりと撫でられた大きな手は 温かい。

「―だから」

「?」


「まずは、俺に祝わせてくれ」

真面目に さらりと言う貴方に 抱き締めたくなるの。

「ありがとう」
今だけ、この時だけ 海賊という名前を忘れ
自分が生まれたこの日を―――

「誕生日おめでとう、ロビン」

こうして愛しい人達に祝ってもらえるなんて。

「ありがとう、捨てたものじゃないわ」
「オイオイ、捨てられたら俺はどうすりゃいいんだよ」

そんなやりとりが嬉しくて―――愛しくて。


波に映る月を見て 泣いていたあの日々も―――


必死に逃げていたあの日々も―――

「もう、考えんな」

ぶっきらぼうで優しい声が私に降り注ぐ この日を―――



生きていけるんだ。どこまでも。









2012*2*6 考古学者に沢山の愛を!!
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