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【8月分のお話について】

…今月も早くも終わってしまう現実に驚愕ですorz何て早い…!!

【十字架】
兎に角、ルナミ要素を取り入れたくてですね…!ゾロそっちの気で申し訳ない←

【綺麗事だけでは駄目だということ】
フラロビ、大好きなんです…!!(どーん!)初、フラロビが何か距離感ありすぎの、超初心者な文章で申し訳なかったです;
でも今後距離を縮める二人を書く気満々です!^^

【夜空を待ちながら】
1000HIT記念で二年後設定で^^
まだまだこれから!な話を書いてみました〜!
最後がちょっと甘めなのが個人的に良かったかな。

【はじまりの日】
【綺麗事では駄目だということ】の続きになります。こう…気持ち的にはロビン→フランキーですが、クルーはフランキー→ロビンで頑張れよ…!(笑)という念押し。これからの二人だから、応援したくなっちゃうのです。



方向が変わって、正直どうかな…と考えましたが、逆にアクセス数増えて恐縮です!本当にありがとうございます…!!
自己満足なサイトですが、今後も温かく見守っていただけたら幸いです。
9月も頑張ります〜!!

【ONE PIECE】お題/船大工×考古学者前提の考古学者とヒロインの会話/下

貴方の優しさを守りたい だなんて

無理な話。

でも その 『でも』が私の希望の欠片。



『無理じゃない』と叱咤してくれる優しい言葉は
誰にでもない

自分に―――向けられている。




「さて」
ハーブティーを飲んでカップを置いた貴女は
私に微笑んでトレイを持ち上げて

「甲板に行こう、顔色も良くなったみたいだし」


ちょっとだけ頑張ってみない?

とも受け取れた。


「えぇ、気持ち良さそうな気候ね」

素直にそう思えた。




**********




「はぁ…」

晴天とは裏腹に心はモヤモヤの曇り空。

どうしたらいいものか 悩む。



あいつの顔が脳裏にチラついて落ち着かない。


「くっそー」

「どうした」

「! いや、」


近くに居たのも気付かず気持ちを吐露していたらしい。


俺としては不覚。超不覚。


「あいつが今一緒に居る相手の事、だな」

肯定する言い方…参ったぜ。



「あぁ、言い訳する程自分に余裕がねェ。」


芝生にどかっと座る剣士は
「いいんじゃねェの?年なんてものは関係ねェし、この海賊団、割と何でもアリだぜ?」

俺を見上げてニッ、と一瞬『男の顔』を見せた。




眩しく光る太陽を目を細めて見つめた。

お前は…ロビン、そのままでいてくれ。

笑ってて…くれ。

自然と一気に愛しさが募った。



「ゾロ」

「…やっとかよ」


キッチンへ寄り、甲板に駆け出した私は後ろにいたロビン、ゾロの近くにいたフランキーの事は気にせず、立ち上がってくれたゾロに抱きついた。


「おっ…と、珍しいな」


優しい掠れた声が嬉しい。

腰に回した腕に少し力を込めて―――

フランキーに視線を送った。



『大丈夫、ロビンも同じ気持ちだから』



ゾロも気付いてたのかニッと笑ってフランキーを見た。





オイオイ、俺にはこんなカップルに応援されてんのか…

今の俺にはありがてェけどよ。


立ちすくんだあいつを見て―――

俺の好きな顔が映った。
笑ってる―――





気付けば剣士カップルはいなくなっていて、近付いてくる姿に飲み込まれて
「フランキー?」

呼ばれて 心が跳ねた。


不覚。

この姿から目を逸らせられない。



言いたい名前を呼んだ。


「ロビン」

「なぁに?」



言いたい事はある。でも、

言葉が繋がらない。


俺を見上げる姿は
こんなにも愛しい存在なのに。


言葉にならねェ。




難しそうな顔を一生懸命直して大きな手が私に近付く。


無骨な指が私の髪を大事に撫でる
包み込まれてる感覚さえ しそうで


心臓の音がうるさくなってフランキーに聞かれてるんじゃないか、と思う位 響いてる。



「悪ィ…」


苦しそうに言い放った貴方の言葉は
拒絶、ではないよね…?




不安に揺れる瞳は自分の言った言葉がお前に向けられてる言葉だと思ってんのか?

絶対に違うから断言する。



「ロビン、俺はお前を拒絶なんか絶対にしねェ」


両腕に優しい温もりが触れてきて思わず涙が溢れた。

でも貴方の言葉を涙で遮らせたくないから耐えて 笑ってみせる。



貴方の前ではね、私は私で在りたい。







―――「ロビンにはね、何処からでもいいから『始めて』欲しいの」

「何をだい?」




フランキーがロビンから瞳を逸らせなくなった間、私はゾロとキッチンへと姿を消していた。


「んー…恋?」

「まァ、あの二人の事だ、大丈夫なんじゃねェの」


「多少、俺達が世話焼きしないといけないんだろうがな」


ゾロとサンジがそんな事を言いつつも




私はありのままの二人が歩き出してくれる事を密かに願って
紅茶にミルクでハートを描いた。







【はじまりの日】
2011.8.29

【1000HIT記念】ゾロ/ヒロインとのやり取り/二年後

走り出したら 止まりたくない。




―――でも止まって後ろを振り返っても

戻る訳でもないし、





「別にいいんじゃねェの?」

「えっ?」




二年振りのサニー号。


クルーのみんな。


集結して落ち着いて少し。




ゾロと二人で話をするのは実は久しくもなく

でも「此処」で二人で居る のは二年振りでもあるから。



何となく 緊張した。





―――ゾロは過去を振り返りたがらないんだろうな、と思っていたのだけど、

私の一方的な考えだったみたいで 意外だった。



「振り返って「今」があるんじゃねェの?過去を悔やむのはアレだが、振り返るだけならいいんじゃねェ?」


左目の傷を負って現れた時のゾロは 何だか逞しかった。




「んーじゃあ、髪の毛「それは別だ」

「……」


機嫌を損ねる程でもない出来事だったのに、当時のゾロからしたら結構痛手だったらしい。



髪を切られて、ナミとロビンが敵を全滅させたあの事件。

あの時は『似合ってんな』と機嫌は良さそうだった。



―――のに。
顔に怪我をしていた事を知ったのは後々。

チョッパーが上手く怪我を隠してガーゼを貼ってくれていたのもあり。

事実を知ったのは翌日の朝―――




チョッパーに
『怪我はどうだ?痛むか?』

私と一緒に居たゾロは

『怪我…?』


『あっ!…ゾロ…もしかして』


『…うん、隠してた訳じゃないけど、知らなかったみたい』

『……;』





右肩がゾロの左腕にふわり、と触れる


「ゾロは心配し過ぎなんだよ」

朝日が目に染みる。
でも朝日を


―――今を受け止めたくて、朝日をサニー号の縁から目を細めて光を受け止める。


「心配すンのが普通だろうが……好きなんだからよ」



消え入りそうな声だけど 聞こえた。



「まだ、これから先が大変なのに」

少し笑えてしまって朝日が慣れてきた瞳で感じていると

「あァ、心配だらけだな」




余裕の笑顔が右側から見えたから



「私だって心配だらけだよ」


右肩に力を入れて

「おっ」




体勢が崩れた 刹那


精一杯背伸びして左腕を掴んで



左目に キスをした。





まだまだ これからだから―――








【青空を待ちながら】
2011.8.16


*****
1000HITありがとうございます!!
一時的な情熱ではなく、まさかこんなに長く続けていられるとも思っていなかったので驚きです…!!

今後も自分らしく、且つ、ONE PIECEの世界に浸りつつ 綴っていけたらな、と思っています。
ゆろり

【素敵なフリーイラスト^^】

茶月さま、10000HITおめでとうございます!!!!!

という訳で、【狼と雛】さまからフリーイラストいただいてきました\(^o^)/
素敵過ぎるサンウソ!!ハァハァ´`

【素敵な宝物】キリ番イラスト

ふぉお…!!
またまたご迷惑にも程がある私w
【狼と雛】の茶月さまから頂きました!!
7777HITのリクエスト、フランキーとロビン!!

^^^^^^^^^^ニヤニヤが止まらない…!!素敵過ぎるっ!!
茶月さま、素敵なお二人をありがとうございました!!
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