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【ONE PIECE】ルナミ(ナミ目線強め)

舞い散る花弁が終わりかけた静かな夜



「また来年見れるかしら」


寂しい、と声から伺える切ない呟きが静かな海に消える。

「今、こうして見てんじゃねぇか」


当たり前、のように明るい声が返ってくる

「なかなか見れないのよね…桜。」


噛み合ってるのか噛み合ってないのか不思議な空気の中

「そいえば、似合ってんなぁ」


腕が優しく髪をかきあげる。
「そう、かなぁ?」



内心バクバクの心臓とは裏腹に素っ気ない振りをするので精一杯。

普段は無邪気で何考えてるのか分からないのに
更に分からなくなる


「カチューシャ、だっけ?」
私の太股に黒髪が揺れる

「よく覚えてたわね」

私の顔に視線を戻した大きな瞳が



花弁一枚写して
「髪に映えてきれい、だなぁ」




こんな事も言うんだ、って耳まで赤くした自分は


こんなにもルフィに溺れてしまっているんだ…と知らされる。



「次は満開の時に来れるといいな」


腕で私の腰を引き寄せて呟く。



淡く 枚散る その一瞬が



儚くて 大事にしたい。
数少ないルフィとの時間だからこそ

「何処でも一緒ならそれでいいのよ」



精一杯の素直な気持ちを
目の前の桜の木を見つめながら呟いた。


ぽかん、として私の顔を見たルフィは

「それもそうだな」



私の好きな笑顔で答えた。











Zの野望編見てナミのカチューシャネタが書きたくなったっていうw

2013*04*26
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