HORIZON

土曜日の最終電車がこんなに賑わっているなんて知らなかったなあ。


身体はへとへとでお腹もすきすぎてよく分からない状態で。
微妙に騒がしすぎてうるさいなあ、とも思うのだけど。


何だか少し気分が軽くなる気がする。



こういう人たちの雑踏に紛れるのは、意外と楽しい。

◇◇◇

鏡よ鏡
映しておくれと
覗き見る、己の欲望

そして感情


私が抱いていたものを
あの子が抱えていたなんて

翳る瞳に映る、遠い日の私


磨けばいつか消えると知らぬ幻


◇◇◇

＊＊＊

差し伸べられたはずの腕に
いつの間にか突き落とされている

溺れて足掻いて
這い出てた時に
私の腕にすがりつくものがある

そうしてまた差し伸べられる
その繰り返し

自分とは違う形のものだとも知らずに

＊＊＊

長く勤める仕事ってなんだろう？


いやむしろ女で長く勤めることって、どういう意味なんだろう？


企業によってはそこまで求めていないところもあるだろう。

今の職場は特に女であることが求められている気もする。


でもなあ。
自分がいくつまで働けるのか分からないうちから、勤める期間を重視して決めるのは何だか違うような気もする。。


誰だって居心地がいいところに長くいたいに決まっているのだ。


なにものにも振り回されない私になりたいものよ。。

バス通勤していて、ジブリの「魔女の宅急便」の音楽が流れていることに気付く。

街中を歩くキキが宿を求めて歩くシーンを考えると、これから職場に向かう私も彼女と一緒だなあと思った。


見慣れない景色と知らない人たち。
驚きと期待と不安と。