世界共通の女性の事情による体調不良から、一週間。
恋人のPCは壊れるし、愛読中のマンガの主人公は自分の知らないところで窮地に立たされようとしているし−−。
と、よく分からないところで共有意識が働いて苦しかった。
身近な人を内側で憎悪し、蔑み、全ての所在の責任を押し付けるべくして究極の二択を自分に問いかけ続けたりもした。
それもようやく持ち直してきた気がするけれど、孤独から生まれる自立心てやつはどうにも飢えて仕方がない。
先々週から図書館通いを始めた。
調子にのって今借りている分は7冊もあるが、心に自由でいると決めたから思い切った。
何より読み切れなくとも、それを咎める鬼も悪魔もこの世にはいないし、そうする権利もないのだ。
いるとすれば誰かが空想世界で語るように、過去や自分の内側に巣くう形なきものなんだろう。
少し落ち着いたから書いてみる。
落ち着いたというより、無理矢理落ち着かせているが正しいんだけどね。
誰かを憎みつつ許したいときに見てる、にちゃんのまとめサイトで最近になってこれは面白いというのがあった。
別れ話で大暴れ。
前半は流し読みかつ、全体としても短かったのでちゃんと覚えてないのだが。
あることをキッカケに彼氏と別れたいと思ったスレ主が、メールだか電話でそれを告げた。
すると元彼、スレ主自宅に突撃してきた。
しかもその元彼、かなりガタイがいいタイプだったらしく運動もしてたとかで力では敵わない。
「どういうことだ、〇〇!」
と力の限り押し入り、家の中のものをぐちゃぐちゃにして、止めようとしたスレ主の父&弟(高校生)を投げ飛ばした。
スレ主はというと、恐怖のあまりどうしよう(TДT)ウワーン状態で、玄関前で屍のようになって倒れている父&弟を見ても何も出来ずにいた。
ついには居間から2階に続くスレ主の部屋まで押し入った元彼。
壁に貼ってあったポスターまでビリッ!
「(私の)土方さんに何すんじゃコラぁぁぁ・゜\( `Д´)/・゜・!」
瞬間、スレ主マジ切れ。
ガタイのいい元カレにドロップキックを決めて担ぎ上げ、玄関前に投げ飛ばした。
そして通報して、そのまま放置後接触禁止を取り交わしたとか。
当時はオタクだったと語っていたけど、今はどうなのかな。
怒りのスイッチって人によって違うけど、好きなものや大事にしてるものを傷つけられたら、そこ知れないパワーが出てくるものなんだなー。
と思うし、怒っていいんだっていうのは笑いとともに勇気付けられたお話。
私はずっと怒られてばかりいたから、自分も同じように怒りの表現をすることは悪だと思っていた。
けれどその自己主張こそが大事なのだと、昔出来ないと感じていたことを少しずつ試して、自分を肯定することで許せる人間になるのだという。
許せる人とは他者はもちろん、自分自身を虐げない人のことだ。
どうにか一日踏み止まることが出来た。
図書館に行くまでの道で蝶を見た。
激しい羽ばたきながら、繊細で綺麗な黒揚羽だった。
旅行用の小さな鞄は、一番気に入った色がなくなってしまっていたけど、これでまた一つ未来を決められた。
私の手で。
※閲覧注意
あれは何度も私の斜め上をいくと知っていたのに、何故また信用してしまったのだろう。
私のためが一番ではないのだ。
自分の思う通りに娘を動かすことが一番なのだ。
だから何度も罵声をあびせて平気だし、足蹴にもできるし、自分の失敗は私のせいになるのだ。
他人の前で「ダメなやつ」だと笑って言えるのだ、何度も。
それでも血は捨てられない。
どうしたらいいのだろう。
自分の意思で歩くことも許されないまま。