書いたと思ったけど、
消してしまったようだ。


数日前に見た夢の話から。


うーん、書いた記憶あるんだけどなぁ。
いいか。


簡単に書けば、家族から非難されて鍵をかけて部屋にこもる。

そこに、タキシード姿の幼少期の弟が来る。

私に見せたいようだ。


ドアをガチャガチャする弟。

イライラしている私は弟を無視する。


放っておけば諦めるだろうと思ったが、諦めない。

仕方がないので、私が場所を移動する。


仏壇のある奥の部屋、さらに隅で家族と距離を置く。

拗ねている私。

そこに祖父が来る。
弟を連れて。

ふたりで遊んでいるようだ。

私に構うでもなく遊んでいる。

私の横にストーブがあって、上に乗っているやかんを触ろうとする。


「おい、危ないぞ。」


どうやら弟はずれた蓋を直したかったらしい。


一瞬、また自分に構うのかと思った照れ隠しで話しかけてしまう。




っていう夢。


これ、いまの自分に当て嵌まるんじゃないかと。

数日前の夢なのに、まだ覚えてるし。



まずは、拗ねて閉じこもったこと。

今でも残っている部分。


私にはきっと、この弟のような人が必要なのだと思う。


無理やりドアをこじ開けてくれる人。


でも、素直になれなくて祖父が出てきた。


じいちゃん、亡くなっているんだよね。


たぶん、私に伝えたかったんだろうな。



こじ開ける人間を大切にしろと。



じいちゃんと遊ぶ弟を見て、さっきは申し訳ないことをしたと思った。


現実と重なる。



大切だと思っているよ。


言わないけど。

言葉は軽薄だから。



伝わっているから、
この関係だと思いたい。


うーん、お寝む。



弟はじいちゃん似だったな。



そうだ、似ているんだ。


怒らないとことか、穏やかなとことか、重なってさ。

私がイタズラした時の反応とか。


だからね、思い返すとじいちゃんが甦る。

っていう話をしたら、
どんな顔するかな。



そいや、じいちゃんが亡くなった時、手紙書いたんだ。


一緒に火葬してもらった。


生きている人間が渡せるのは心しかないから。