ついに歯医者の予約を入れました高嶺です。

話題:本の感想


人気作家、チヨダ・コーキの小説で人が死んだ。その事件から10年後。
脚本家、赤羽環がオーナーをつとめるスロウハイツでは、クリエイターを目指す若者達が共同生活を送っていた。

そんな始まり。

漫画家を目指す狩野、エンヤ。映画監督志望の正義。絵描きのスー。
そして超人気作家のコウちゃんことチヨダ・コーキ。

なんやかんや刺激しあって暮らしていたが、201号室のエンヤこと円屋伸一が出ていって、新たな住人の加々美莉々亜が加わった頃から少しずつキナ臭くなっていく。

最初の頃は、とにかく環のキャラクターが鼻につくというかなんというか、好きになれないなーって思ってた。

でもまあ、最後ちゃんと落着して良かったですね。

最終章「二十代の千代田公輝は死にたかった」での伏線回収がほんとすごい。
これも伏線だったのか!って何回思ったか。
コウちゃんマジコウちゃん。
偽りの天使に惑わされてなかったんですね。良かった。

ちなみに、読後はチョコレートケーキが食べたくなります。笑。



追記でちょっとネタバレをば。